第123話 後−50 みりん干しケーキw?


プチビーレでは、結局夜はフィジニの店しか行かなかった。だって他行ったって、、、ねぇ?

でも昼間は当然ここの喫茶店巡りをした。

発祥者のお膝元だけあって、食べ合わせでうまくなるのが多く、店員に聞いて合わせるけど、面白くて&美味しかった。


夜、それをフィジニに言うと、

「ここの奴等も結構いろいろ開発してるだろ?美味かったろ?」って、なんか自分のことのように自慢気に。


「酒の肴は、もうとうの昔っからいろいろ酒に合うものが作られてきたからなぁ、、それを見っければいいだけだから、まぁ、それはそれで面白いし、、、先人の知恵が見えて楽しいよな」フィジニ

「1000年前から?すげーな???」泉さん


「いや、俺が料理に嵌ったのって、最近だから、、」

っても100年位だっけ、、


「あ、、口直しの街で、、ケーキ肴に飲むおっさん居たけど、、」俺

・・・・・・うえー、って顔するフィジニ


「あー、、まぁ、、好き好きだけど、、あまりしないでほしいかな?・・・」フィジニ

「そうなのか?結構合ったぞ?美味いと思ったがなぁ、、」泉さん


んじゃ、、と、

なんか考えながら、いろいろ材料出しながら時々考えながら、作り始めた。



「んじゃー、こんなのは?」

とフィジニが出したのは、小さく切った果物が入った甘く少し酸っぱい系?パンケーキでクリーム掛け。手のひらサイズ。


どれどれ?と泉さんが早速手を出す。

酒を飲み、ケーキを食う。

「???」

もう一口酒を飲み、ケーキを食う。

??????

もいちど、、


「うまい、、の、、かなぁ?でも進むよなぁ?なんだろう?化かされる?」

で、

俺もやってみる。

・・

・・・

・・・・

「んんんんーーーーーー、、、、なんだろう?」

と継続w


ケーキは無くなる。

「「!!??」」

「なに?これ?」俺


「何って、、パンケーキだぞ?つまみ用の、、」フィジニ

・・・・・


「・・自分で食ってみた?」俺

ふむ、、と、自分の分ではじめるフィジニ


あっという間になくなった。


「ふむ、、、、」

とかイイながら、難しい顔してまた厨房奥に、、、


「なんか、深入りしたらまずそうな、、」

「ああ、でも、、、面白そうだよな?」泉さん

まーそーだけど、、、



次の出てきたのは、似たような感じだけど、食べたらもっと「合う」って感じが強かった。けど、”??”もやっぱかなりあった。


「あれかな?フィジニって、??系の作るのがうまいのかな?」俺

「あっはっはっは!かもなぁ!」ウケる泉さん

「んあわけあるかい!!」と憤慨したふりのフィジニ。


「・・・・まぁ、、アリ、だな?」フィジニ

いいのかよ、、



今日は他の客も入っている。つまり開店の看板を掛けている。

あまり他の客を邪険にすると可愛そうだ、と。

結構こういうこと(いきなり休む)は少なくない様子。


「以前は急にいなくなってなー、、一ヶ月くらい経ったら気づいたら戻っていた。」と客。

「あー、あんとき、、でもその後新しい肴や料理が増えたから納得だったよな、”おやっさんならそうだよな?!”って」

「ああ、遊びで休むなんて考えられねーよな!」

「「「「うんうん!!」」」」


「で、今日はこれかい、、、」

と、ちっさいケーキを箸でつんつんする客

「まぁ、、うまいけど?な??」他の客

どっちなんだよ、はっきりしろい!。いや、はっきりできたら悩まねーだろ?。と言い合っている。


「みりん干しちょうだい!!」俺

フィジニのケーキとか料理とかうまいが、やっぱみりん干しだよね?この湖周辺では!!

ブートッチで買ったお持ち帰り用は、まだ手を付けたくないので店で食う!基本でしょ?


せっかく肴ケーキを作ったのにとかぶつくさいいながらみりん干しを炭火で炙るフィジニ、、、

「あ、みりん干しでけーき・・

「やめろおっつ!!!みりん干しは、かりかりさくばり感無くなったら意味半減だいっつ!!!」俺

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