第102話 後−29 ダイエットの街??キャンプブートッチ
ぱっかぽっこ(略)
「なんか今日も良い陽気で、よかったっすねー、、、」
「ああ、移動のときは天気がよくって付いているよな俺ら」
そ~言えばそーだよね、、
「ああ、秋は天気は不安定なんだが、今年はかなり良い日が続いてるな。あんたら、旅かい?」
と、向かいの、奥さん連れ?の紳士。
「はい、農国の西の国境から入って、こっちに、、」俺
「ほう、結構きたねぇ、、で、美味かったろ?」
おもむろですな、、、
「ええ!何でもかんでも旨くって美味くって!!」
「そーだろーそーだろー♪で、次の町も旨いぞ?塩湖があってな、、海の魚じゃないんだが、魚がいてな、珍しいんだ。養殖して増やしているんで食べることが出来る。湖の魚だが、塩水のためなのか身が絞まってて、焼くのが一番かな?」
「スープにしてもいい味が出るわよ?」と奥さん
「いかんせん数がそう多く出来ないんで、そこの街でしか食べられない。今がシーズンなんだ!!」
「そうなの、私達、それを食べに行くのよ。貴方がた、ちょうど良かったわねぇ!」
その紳士達はそこそこ良い宿に泊まるというので、俺らはもっと安い宿の良さげなところを教えてもらった。
で、食堂は絶対ココに行くべき、という店を教えてもらった。
グルメ紀行?
「お客さん達、そこまで楽しみにしてくれてるんじゃしかたねーや、とってきの店もおしえるかぁ、、」
と、御者も話にまじって、現地人のみが知っている良い店を教えてもらった。
「ふつーのカッコで行ってくださいな、でないと他の客がびびっちまうwはっはっはっはー」
と紳士夫婦に。
酒も出すという、大衆酒場みたいな感じらしい。
泉さんの目が光った。
幼ー少女なのに、、
夕方になり始めた頃に到着。
早めに宿に入れたので、先に銭湯に行く。
「ここの銭湯には、塩湯もあるんであったまりますよー」と宿の人
「へぇ?塩湯?なんかダシがでそうだな?」泉さん
「デブの人とかに良さそうですよ。」俺
「ああ、お客さんよくわかりますね?なんで、結構金持ち連中来ますよ、ほら食道楽の国だから金持ちは太っちゃうww」
うん、大してすごい料理じゃなくってもうまいからねぇ、、うごかなければ即デブだろーさ。
銭湯
当然、サウナもあった。でかい。
デブ相手の商売に特化?
客の半数は、脂肪分過多な、、、
で、ここでもうまい飯食うんだろ?ああ、魚だからどっちかというとデブらない系食事か、、
「この街だと、結構ダイエットになるんですかね?」
「ああ、魚料理とこの風呂で、なるんだろうな」
と、銭湯の外の縁台で冷たいものを飲んでる俺と泉さん
「ああ、そうだよ、俺もそれで来たんだ、、ぷふぅー」
と、ちょうど銭湯から出てきたデブの若めの人。デブだからよくわからないけど、20台後半?デブって若く見えるからどうだろ?
「ここに1−2ヶ月滞在すると、元の姿に戻れるんだよ」
呪い解除?
「へぇ!見てみたいな!、ああでもそんなに滞在できんなぁ、、、」惜しがる泉さん
「ああ、そうだなー、、あ、あれ、あの中年男性居るだろ?あの細いの、、」
とデブの人が指さす
いるいる、、細いの、、30代後半?
「あいつ、以前話したことあるが、、俺とおなじくらいデブだぞ?俺らの年代は太りやすいのかなー」
げっつ!!×2
「「まじですか?」」
「おう、、おーい、、まきしむぅーー!!」
「・・あ、、ゴンザレス!!来ていたのか、、というか来たばかりか!その体型!!」
こいつら、滞在期間を体型で判断するのかっつ!!!
で、彼は2ヶ月前に来たそうな、、、しかも日のいずる国から、、
国際的なダイエット保養地なようで、、
その名も、キャンプブートッチ
かなり無理矢理な気もするのは、気のせいなので気にしないように。
2人のおすすめのレストランは、先の紳士夫妻が教えてくれた食堂だった。
有名なんだな。
宿に帰ってから少々良い服に着替えて行くことにする。
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