第76話 後−3 ゴルだね? スタリッツアを発つ
大体どこの国においても、首都というのはとても便利だが、おもしろくない。
時代や世界が変わっても、それはおんなじーみたいな?とか思った。
東京すっげつまらんかった。大阪は一部おもろかったけど。内部の人間しか楽しめないんじゃね?が主な感想。
あと、国にもよるだろうな。外人が多く住んでいるような街と、ジモしか居ない街では全く違う。
武国の多くは後者なので、観光として見ると、面白くない。住んでも、、どだろ?小館みたいな人の良いオマヌケが多けりゃ面白く、住みやすいけど、、、元の世界のように排他が根底にある社会だと無理だなー。
なので、農国は俺ら外人にも居心地いい。国家的にはかなり閉じているんだけど、結構外人が入る。居つくものも多い。
獣人もひとと全く同じになっているので、獣人にも居心地が良い様子。そこらは武国も同じだけど。強けりゃ獣人だって上にいく、というか各藩でのうばいあいとかもあるそうだし。
農国の者が武国に行けば、それなりに面白いのかもね。
なのでー、スタリッツア、、
んーー、、、
ここ3日まわってみて、、、
でっかすぎ広すぎだしぃ、、
面白いとこ一部だけだけど、、なんかコレって特徴がなぁ?大都市らしく能面みたいなかんじ?
プスコとかオーウトとか個性的な街に滞在しちゃってるからだろうなぁ、、、
「必要なことやったら、早々に次いきません?」俺
「あー、、なんか、おもしろくないよな?」 泉さん同意した
人が多いし、多すぎるし、、なんか時代が昔なくせにせせこましく動いているし、、もっとのんびりしろよ!だよなー。
せせこましく動く者たちは、どうしても心が狭くなる。なので、余計居心地が良いとは言えない場所に成る。
田舎でのんびりしててもせっこいクソしかいないとこもあったけどなーww元の世界で。
ネガティブはいかん、いかんよ?こっちの世界だけ見てりゃーいーんだ!わかったな?俺!!はいわかりました俺!!
自分説教終了♪
泉さんの手袋3組買う。マフラーも俺と泉さんの分買った。あとは特に必要なものないよなー
などと市場をまわっていたら、カイロがあったよ?金属製で中に炭火を入れるやつ。3つほど買っておく。
泉さんは「特に(必要な物は)無い。あとで気づいても、どーにかなるだろ?」と。
まーそーだろーけど、、重くなるのもアレだし、いいかー。
で、翌日の朝起きられれば、朝に出る馬車に間に合えば、西に向かう南方向のルートで行く。と決めた。
南ルートなので途中、あの人狼軍の北の国に寄るわけだ。
ちなみに、今気づいたが、北の国は少し山岳地帯かな?さむいのかな?まー北ルートよりはいいか、なのかなぁ?
泉さんの言うところの北ルートは氷の海らしいんで絶対やだ。
ついでに思い返してみたんだが、いい宿屋って、なんか標高高いところが多かった気がする、、、なので北の国が高いところでいいのかも?
と、勝手に納得する。
こういうの必要だよね?w
がらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがらがら
あーうるせー、、石畳は距離稼げるからいーんだが、、うるさいことこの上ない。
農国の馬車も車輪に厚めの皮を巻けばいいのに、、、ごっつく強い皮の魔獣いないんかな?
昼休憩のときに、なんかの肉と野菜の塩と胡椒味のシチ食いながら泉さんに言った。
「あれっすよね?こっちの馬車も車輪に皮巻けば少しは静かに成るのに。あとサスペンション付けてほしい、、石畳は速度出すんで結構尻痛くなりますよねぇ、、」
「あー、将軍様に言っておこう。」
むー、今回の旅では恩恵に預かれないな、、、
夕方にやっとゴルダの街に着いた。こっからは土の道だという。途中一泊で北の国に入るとのこと。
停車場の近くの宿に泊まる。ここはそう大きい街でもない様子なんで、御者達のところを紹介してもらった。
晩飯は宿で食べた。御者紹介の宿は基本飯は美味いので。
で、泉さんはそのまま御者達と飲んでいる。
俺は体が固くなっていたので少し外を歩く。
石畳の馬車はきついなー、、、
馬車が通らないくらいの道で、店が多く人通りがあるところを選んで歩く。
喫茶店が目に着くのは、やっぱ喫茶店というか食堂の意味合いが強いのと、ケーキ好きなお国柄なんだなぁ、、。
寺というか教会も目に着く。あの屋根にまるっこいのの教会と、モスクだ。同じくらいの数?
つーか、必ず近所に立ち並んでいる。ご近所さんにするのが好きなのか?
夜もそこそこ遅いその頃にアザーンが響く。人通りが増える。
おや?
教会の方に入っていく人も少なくない。
アザーンを利用して、お祈りに来るのか、、、?
なんか、将来、モスクと教会が一緒になって、一つの広間で互いに勝手に自分の神様をお祈りする、アザーンの時間に合わせて、みたいな感じになりそう?それはそれで大層面白いことになっているだろうなー。
この街の者たちは聡明なのが多いのかな?
ほんとに聡明な者って、頭がすっげー柔らかいよねー。
数少ない抑えるべき処だけおさえて、他はどーでもいいから自由にしてね、みたいな。
無能になればなるほど押さえつけようとするからなー。
この街、居心地良さそうなのかもなー
結局、近所をぐるっと一周まわった。ほぼすべてのモスクと教会が隣か近所にあった。そうではないと思ったところも、多分見えない位置にあったのかもしれない。
おもしれーんで、宿に帰って、泉さんに2,3日ここに滞在してみましょう、と提案。理由も聞かずにOKと応えるのんきな泉さん。まー、こういう旅がおもしろんだけどね♪!
ただ、べろんべろんな泉さんは、自分がOK出したことを覚えているのか?だなー。
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