第42話 中−8 いずみ村と小館村の格差のダンチについてな件
もーふー、もーふー、もーふー、
「怖いよ学せんせー」
俺が入植地に近づく連れ、もふもふ言うのが怖くなっているカタリーナ達。
いやいやいやいや、ずっとひた隠しに隠されていたお宝だよ?
勿論、うちの村の子どもたちはもっと宝だけどね?
今回は皆馬車に乗っている。
到着
「おお!ここが!! 新たなモフ王国の里!!」
ガクせんせじゃま、はしっこよってて、、と、荷降ろしに邪魔な位置に居た俺を注意するカタリーナ。
おう!なんか最近しっかりしてきたなー、秘書?
太狼、次狼、カタリーナ達は荷物をどんどん降ろす。
ひと達もやっているが、仕事量がぜんぜん違いますな、俺なんか手を出すと逆に邪魔もいいとこ。
なぜかいっしょに来ているそんちょも同じく邪魔な口。いや、名前がチームオダテになるんだから、そんちょ来る理由は俺が来るよりでかいんだけどね?w
しかし、、、
人狼って、ひとの倍の賃金もらってもいいんじゃない?
物資搬入のついでに、入植地を見てこいとのことなので、物資優先。
ソリチームの残り1人の人選は太狼達3人がやるので、そっちでも俺は必要ない。
つまり今回はガクは必要とされてないじゃん!なぜ来たの?
それは「モフ達が俺を待っているからさっ!!!」
「全くぜんぜんこれぽっちも微塵も待っていないぞ」泉さん
「折角今迄隠してきたのに、領主殿も酷いよなぁ、趣味のことになるとコレだ、、、」泉
「そこら辺は泉さんも似ていると思いますっ!」俺
「あ?」
「戦闘民族故に!」 自分の好きなこと優先ww
・・・・・・・・・・
搬入など作業をすべて終え、まず村を見て回る。
なんか、整然としている村だね?超高級建売住宅群の敷地に、粗末な小屋立ててみました、みたいな。
実際熊たちの建てた(改良した)ものなんで質実剛健実用便利なんだけどね♪
敷地は田んぼ一反分はあるよな。
うちんちみたいな半高床式にしている。でっかい、一間?の小屋。
今回は俺はおまけもいいとこなので、村人を呼び集めるなんて剛力使えません、ぶっとばされます泉さんに。
なので、皆が働いている様子を見ていくことにいたしますです。
村の道もきれいにされ、手入れもきちんと、、、うちの村よりすごいんじゃね?
そんちょどこ行ったんだ?こういうのこそ見ろよそんちょ?
うちの村って領都や王都より数段上だぜ!とか思ってたが、、それより上って、、、存在したんだねぇ、、、、
少しショック、SSだな。
ああ、こりゃー、大切しているものに対するそれ、だなぁ、、、家々の表面とか、よく拭き掃除されているし、、
村全体の人達が村全体を凄い大切にしている、ってのが、、、
後ろから俺の様子を伺いながら何気を装って尾行している泉さんに、
「泉さん、、いや、まじここまでするって、すごいっすな、、、余計な気をちらしたくなかった、つーのはよくわかりますわ、、、
今回は、俺も、それをいろいろぶち壊したくないんで、、泉さんに相談しながら、いろいろとしますね?」
「でも、いろいろするんかい、、、、」
「泉さんの容認範囲内で、ですよ、いやだなあ!!」
・・・・・・「まぁ、村や村人が長い目で見て良くなる方向なら、、」
「勿論っす!」
でも、でもまじこれぶち壊したら泉さんどころか領主様、ふくっち、ヲタっちなど皆から、これからずっと疑惑の目で見られるようになちゃうなぁ、、、
今回は、選手人選だけにしとくが吉と出た?
それでもいろいろ衝動を抑えるのが精一杯なガクであった。
晩は、村人全員をもてなす宴。
いろいろ村民達の話を耳にしていると、泉さんは自費でよくこーゆーことをやって居る様子。
いずみ村だなぁ、、、、おっちゃん幼女村、、やっぱ”いずみ村”だなぁ、、
そんちょそんちょ、、
「この村、どーっす?すげーっすね?はんぱないっすね?」
「おーよ、わしもじっくり見るのは今回初めてなんだが、建築中以来なんでな、、でもすごいわ、、、なにこの村民たち?洗脳されてんお?くらいすごいわー、、、村LOVEどころじゃねーよね?、、なんか”いずみ村”?」
「そう!!それっ!!!おれもそう思ってたっす!!!!そのまんまなんすよねっ!!!」
「な!!そうだよなっ!!ばっちりそのものだよなっ!!!」
超意気投合!!
その頃泉は、モフラー全開をまじに抑制して、この全員集まった宴席で全くその本性を現さない学を不思議に思っていた。
でもオマヌケレベル同等の2人は、こういう部分ではそれなりに有能であった。
伊達や酔狂で村長や、王国学者に任命されないのであるw
まぁ、今では高性能になった熊でもわかることだけどね、今はときめく建築家だ。
「あ、、」
そんちょとガク、わるだくみ♪
その晩、タロウが領主様のところに変態して走った。翌朝もどってきた。
「OKです、これがその証書です」
「「でかした!!太狼!!さすがお前だっ!!」」
そんちょとガクから大なでされしっぽをぶんぶん振るタロウ。
その晩再度、今度はそんちょ主催で宴席を設けた。村人おお喜び♪
「今晩は、オダテ村とこの村の友好と親善のため宴席を設けた。あと重要なことが一つ、
この村の名前を領主様が直々にくださった。
それを今発表するっつ!!」 そんちょ
「ええ!!きいていないぞ?!!!」泉
「「言っていないからなー♪」」
??????2人の態度に疑惑を抱く泉
「では、これより、この村の名前を い ず み 村 と命名する。東武領領主東武信忠代行、オダテ村村長長孫っつ!!!!」
「「「「「「「「「っつわーーーーーーーーーーーっつ!!!!!」」」」」」」」」
あおる学「いっずっみっむっらっ!!!」
乗る村民「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」 「いっずっみっむっらっ!!!」
「泉さんを胴上げだーーー!!!!」
だっこして村人たちにパスする学
それから胴上げされ続けるおっさん幼女!!
いや続いた続いた、そんちょが止めるまで延々と、、、
「何?この違い?」 オダテの時と比較しちゃった学、、、
「いや、状況全く違うじゃろ?」
そーだけど、、わかっちゃいるけど、、、んでもなぁ、、、まーいいか、モフ達が延々と生まれてくるオダテなんだからっつ!!!
でも、そんちょ?
「おお、わかっちょるわいそんなこと、、、、ここは強敵になるな、、、強敵と書いてライバルと読むっ!!」
だからどこで仕入れるんだよ、、、ヲタさんしかいねーよ、、、
あの人、俺の前と他の人の前で人格違わねぇ?
翌日、自警団の訓練を見せてもらった。
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 そんちょ、学
「「☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆」」kwtkの太狼、次狼、カタリーナ
「いや、、大熊が鉄棒持っておおあばれ?」
「ほれ、あの狼ちーむ、小刀なんか咥えて戦っているぞ?」
「そんちょ、あれも、ネコ、、手、、すっげー刃の鉤爪、、、」
「学、、犬だって小刀だぞ?」
「「どこの国と戦うんだ?」」
「いや、純粋な自警団なだけだから、、」泉氏
「「うそだーーー!!!」」
「太狼、次狼、カタリーナ、ここに!」
「「「はいっ!」」」
「おまえら、刃物とかなしだからな?この前のようなドラゴンが出た場合とかだけだからな?」
シューン、、
「通常の狩りにでも刃物使っれちゃ、簡単に狩れちゃうだろ?訓練になるか?」
・・・・・・
「彼らは自警団だ。実際に盗賊も出ている。相手をしたらすぐに相手をできれば一撃で行動不能以上にしなければ、自分たちの命が危ない。人間の集団はドラゴンよりやばいんだから。だから即効性のある刃物は必須なんだ。
でも、俺らは違うだろう?
小館隊の役割は?タロウ?」
「偵察、情報収集、罠、誘導です」
「偉い、よく覚えていた。そうだ、領主様達本体が敵を殲滅しやすい状態にもっていくのが、俺らの役目だ。俺らが戦うということは、敵に見つかってしまうということ。それはどういうことを意味する?カタリーナ?」
「失敗です」
「そうだ、よくわかったな、偉い。そう、小館隊が敵に見つかる時、偵察が失敗したということだ。」
「だから?次狼?」
「だから、武器を持っていかない。」
「よし、よくできた、偉いぞ。そうだ、だから俺達とここの部隊の戦い方は根本的に違うんだ。いざというときの参考にはなるが、俺らの戦いは基本的に武器はない。わかったな?」
「「「はいっ!!」」」
「素直ないい子たちじゃな、、」
「はい、偵察部隊でよかったっす!!」
「だな。」
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