第13話 0.001秒でのツッコミ
帰宅した。やっとだやっと!
勿論領都に先に寄ってから。
将軍様(王様兼将軍らしい。)は、うちの領主様に全てを任せた、丸投げらしい。
将軍様「元攻国に関しては、全て任せる。何かあったら責任だけは俺が取る。よきにせよ」
とのこと。
やだっ!なにこのおとこまえっ!!! 国内では将軍様人気はすごいらしい。片田舎者なのでしらなかった、、、っつても外来だからね♪
なので泉さんと俺は特に将軍様に報告に行く必要はなく、領主様が報告するらしい。やった!面倒くさかったんだよねー。田舎大好き♪ ぎり領都なら、、ってほどのんびり屋というかなまけものといふかw
いなかでのんびり生きていければなー、とか思ってるんだが、なんだかんだでまだそれほどのんびりできてない。
熊さんやみんなが勝手にやってってくれるようになったら、暇になるだろう、と期待♪
そしたら、こっちは娯楽が少ないんで文でも書いてみようかな?とか思っている。印税とかないだろうけど、ばんばん書ければ問題ないし、売れたり芝居になったりすれば、高額で買ってくれるだろうし、、とか妄想しているww
まだ高校生だしねー、は?若者らしくない?いやいやww今時のはこんなもんだからwww
と、そう言えば。
人酔いしたらしい、狼さん。名前は野上さん。もともと群れで暮らしてはいなかったらしい。攻国が酷くなってから群れに入れてもらい、村人、村狼?になったと。
そのときに名前を与えられたとのこと。
野良狼だから”のがみ”かよ、ちょうろうw おまえも「その手の」名付け親だなー
ふと思い、泉さんに領主の名前を聞いてみた。知らないとのこと。皆領主様としか呼ばないらしい。
「領主殿、今更ながらで誠に申し訳ないのだが、お名前を教えてもらえぬだろうか?、それと国王のも」
王様に様無しかよ!
「ん?そう言えば、、名乗った覚えは、、無いかな? いやこれはこちらこそ申し訳なかったな。
改めて、武国東武領領主、東武信忠(あずま・たけしのぶただ)だ。これからも我が国を、我が領を頼むぞ、白泉殿。」
「私も名前を改めました。あちらの世界の名前はあちらで、こちらの世界の名前は白泉杜之輔あらため、泉・白社といたしました。武国東武領領主東様、単なる食客である我に、多大なるご厚情厚く感謝いたします。今後も、そのご厚情に答えるべくいたします。」
(おう、モロはやっぱ気が引けたのか?)
「うむ。、、さて、将軍のお名前だが、」領主が我々を見回す、
ごくりんこっ!!
「松平吉宗(まつだいらよしむね)様じゃっ!!!」
「まんまやんけっつ!!!!!」 0.001秒でのツッコミ!!
どうしよう、おもいっきり突っ込んでしまったっつ!!!
「す、すみんませんっつ!!衝動が、、勝手に、、口が、、、」
少しびっくり顔から、にやっと笑う領主様
あれ?
「ふふん、初めて見させてもろうたわ、いやなるほど、これか、、おもしろいものを見た!はっはっはっは!」
あれれぇ?おかしいなぁ?
泉さん、意味不明顔、何がおきたの?って顔固定
「いやな、
外来の中でも、日本のある時期から来た者達は、将軍様のお名前を聞くと、大半がお主のような反応をするそうじゃ。凄い者になると、それだけじゃなく日がななにかにツッコミくれまくっているらしい。夕暮れになると疲れきっておるとのことじゃ。
なにがそんなに面白いのか、とも思うが、そうなる理由をお前らは持っているのじゃな。」
「はぁ、、まぁ、、そうです。 と、いうか、、、私も心の中では日がな一日つっこみまくりでした。
今は慣れたつもりだったんですが、、、正直将軍様のお名前も期待しておりました、突っ込めるほどだろう、と。
でも予想を遥かに上回り、衝動的に突っ込んでしまいました。大変失礼いたしました。」
「ほう、それほどの衝撃を、とな?」
「あちらの世界で、芝居などを記憶させる機械があります。
その記憶されたものを、各家庭で見ることができる機械もあります。
で、昔の日本国の首領”将軍徳川吉宗”が主人公の芝居で、主人公徳川吉宗を演じている役者の名前が
松平健と言います。」
「ほう!奇遇じゃのう!!!」
いや、神っぽいなんかの仕業だろーよっつ!!
「で、その芝居は全国で大好評を得ていて、幾話にもなり、数年演じられ、国では知らない者はいない、
というほどに人気を博したものです。特に将軍様には皆好意を持って大人気でした」
「なるほどのう、、、」
・・・・領主様?何考えているの?嫌な予感しかしなんだが、、、
「それ、その芝居、こっちでできんかの?かんがえてみてくれや」
来たよー無茶振り、、、でも、、ないかな?
「私一人では、、、もう一人ほど、その向こうの世界の芝居を知る者が出てきたら、できうるかと、、、」
「泉、そち、僅かでも知っておるか?」
「申し訳ない、存じません、全く!!」
「時代が100年ほど違いますので、、、」
回収早すぎ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます