第9話 遠征という名の趣味満喫だろ? 好き放題無双蹂躙しまくりな者共
ある日、白泉氏が俺をさらって馬に二人乗りさせられて城に連れて行かれた。勿論爆走でw
酔う暇もなかった、、、内蔵シェイク?
「二人乗りしてみたくなった、誰も一緒に乗ってくれんのでな、お前のとこ行った」白泉
そうだろうともよ!!二度と載らんわっ!!!
で、しんどくなってその日はお城に泊めてもらう。
晩飯後、領主に
「こっちって、魔法とか無いんすか?」直球っす。戦闘狂元江戸人白泉氏は全く無関心、つか、知らない概念か魔法。
「あるよ?正確に言うと、あるらしい、だな」
??
「わしは直接見たことはない。魔法使いがいるという家も知らん。いた、という家はそこそこある。が、積極的に話してはくれん。・・魔法使いはめったいに出ない。どのような魔法を使うのかも秘密にされている。魔法使いを抱えた家が秘密にするのだな。
で、一般に居る魔法使いは最初はごく小さな魔法しか使えん。そのときにはもう噂は広まるので、どこかの家に目をつけられ、お抱えになる。その時はその魔法使いも「出世だ!」と喜んで行く。
が、そのうちそこそこの魔法が使えるようになると、そのあるじは魔法使いがやりたくないことを強制しようとする。
で、魔法使いはいずれ来るであろう自分の危機を予感して、消えてしまうのだ。逃げられた家は恥だから何も言わない。
で、今ココ状態だな。
多分、どこかの家が抱えていても噂にもならないくらい弱い魔法使いか、もう逃げられた家しかないであろうな」
「そんな希少なんですか、、、もし領主様がそこそこ使える魔法使いを配下にしたら、どうしますか?」
「ふむ、、、面白い発明をさせるか、面白いことをやらせるであろうな。」
「いくさ関係は?」
「あれに手を出されたくないわい、のう?」と侍従に振る。侍従は大きく肯定した。
戦闘狂共が♪!!
多分、この領主様なら逃げられたりしないだろうな。
いわゆる回復魔法とか、水を大量に出すとか無限ストレージとか、そういうらのべ級は聞いたことがないらしい。
少しの時間灯りを出すことができる、火を起こすことができる、多くても一回の炊事くらいの水を出すことができる、
くらいだそうだ。国王も魔法には無関心を決め込んでいるとのこと。他国からも、そのような情報は入ってこないとのことだった。魔法がちゃんと使えるようになったから消えてった魔法使い達、どこに行ったんだろう?、、、
異世界っても、いろいろなんだなぁ、、なぁ?らのべぇ?もう神の呼び名らのべぇでいいかな?
魔法もほぼ無いし、アダマンタイトとかも無いし、ケモミミも見ていないし(領主は知らなかった)、なんか過去に来ただけ?同様なんだよなぁ、、でも日本じゃないんで過去じゃないけど。
でも元の世界で学校出てから就職しても、上から下までブラック企業以外なさそうなんで、こっち来て大正解だな?!
向こういたら、って思うと、不幸な人生以外見えないもんなー、、、こえぇよ、、どんどん想像してくと泣けてくるわ怖くて!!
「ちょいと遠征に行ってくるから。」
とある日、白泉氏が言いに来た。少し茶を飲んで休んでからすぐ帰っていった。詳しくは何も言わんかった。聞いたらダメなんだろうなーと思ったので雑談少々のみ。
で、ひと月後、ど汚なくぼろぼろになったが、にこにこの笑顔が非常にテカテカしているおっさん幼児白泉氏
「いやーこの体軽くて柔軟で、扱いやすくていいわ!!」とか言いながら、領主様と一緒に、小館村がうちの粗末な文明家屋wまで来た。わざわざ?なんで?
「ひとつ、仕事を頼みたい」とのこと。
前に言っていた遠征とは、以前この領に侵略してきた東にある国を討伐に行ったらしい、この領軍と隣の領軍のみで!!
総勢5000人+輜重部隊っ!!!あほかい!!向こうは何万??
向こうは8万しかいなかった、とのこと、”8万 し か ”だとよ、、
しかしさすがバーサーカーども、バーサーカー軍は戦死者ゼロ!!!5000vs80000で、死者ゼロ!! 多分、一人あたま16人しかないけど、しかたないね、我慢してな?。とか言い合ってたんだろーよ!!勿論開戦前にっ!!
向こうは?って恐る恐る聞いたら、8割殺したわがはっはっはっはっあーーー、だと。わらっちゃうねっつ!!!!
大人と子供以上の差かなー、、、
で、
「困ったことになってのー、、、」
はぁそうですか
「占領地の王家や貴族共を一網打尽にしたのでのー」
なるほどなるほど
「占領地を管理する者がいなくてのー、我が国も人手が無く、勿論我が領地政府にもあまっちゃおらん」
たいへんですねー
「で、白泉氏、
がんばってください!おっさん幼児殿っ!!!!
「と、お主が
「無理ですっつ!!!俺高校生!受かったけど一日も通えなかった永遠の高校一年生!!!元無職学生になにさせようってんですかっ!!!」
「いやいやいやいや、何言っているかわからんが、ほとんど白泉氏ができるわけだが、信頼できる部下が一人くらいいないと危険じゃろ?」
「いえいえいえいえいえいえいえいえ!!ガキで無能で経験値ゼロなんで信頼なんかできるわけないでしょう俺を!!!むしろ俺が俺を信用できんわっ!!つか、白泉氏どーなの?できるのっ?!!」
「んーーー?やってみなきゃわからんが、なんとかなるのじゃないか?」
「いやいやいやいやいやいやそれ絶対ほとんど俺に振られちゃうってことだよね?なんとかなるんじゃなくって、俺になんとかさせちゃうっていう意味だよねっつ!??!!見た目幼児と俺がいたら、周りは全部俺に振ってくるよねっつ????!!!!」
「まぁ、行ってみてだめだったら戻ってきていいから、度胸だめしだと思って、わしを助けてくれぬか?」
それを言われると辛いわ、、、
「・・ほんとにダメだったら戻ってきて良いんですよねぇ?・・・」
まいった、、、中世欧州編突入かよ、、、
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