浦島次郎
兄が帰らないので次郎は亀を助けて龍宮へ。
「兄さん! いったい今なん時だと思ってるんですか」
次郎は土産にたまごをもらう。
「そのなかにはおまえの未来が入っている。けっして割ったりせぬように」乙姫が注意書を読み上げる。
地上に戻ったが兄はおらず、おじいさんが泣いていた。太郎を見なかったかときくと、わしがその太郎じゃあと泣く。おどろいて次郎はたまごを落としてしまう。ぼわんと立ち上る煙。なかからもうひとりおじいさんが出てくる。あなたはだれですか。
「わしか、わしは次郎だ。うちへ帰ってごらん、兄さんが待ってるよ」
そして煙のように、ふたりのおじいさんは消えてしまう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます