実体験した怪奇現象
久保良文
はじめに
私の半生のおいて、どうしたことか怪奇現象というものが頻発した時期があります。金縛りや何かの影を見たり、故人が夢枕にたったり。それまで霊感のレの字さえ発現したことのない私は「これが心霊現象というものか」と興奮半分、恐怖半分で
あ、夢だこれ。
なんといいますか、白昼夢と申しますか、トランス状態と申しますか、それがちょいと重度に発現した結果だということで納得いたしました。そういえば「白昼夢を見る」なんて経験もこの時期だけでした。なんでしょう、遅めの思春期だったんですかね。
ちなみに該当する時期というのは、大学生の頃、とある県のとある一地域に住んでいる一年間くらいだけでした。そこから自動二輪で十五分くらいの場所に引っ越してからは徐々に治まっていきました。きっと住んでいた部屋に何かしらの要因があり(ちょっと住環境が変な所でした)、しかもその一地域というのが色々と
とはいえ与太話としては面白げなエピソードもあり、誰かに話してみたいという欲がありました。ですが「聞いて聞いて、こんな幻覚を見たことあるのだけど」なんて言う奴はヤバい
真っ赤な嘘、根も葉もない根本からの創り話を書くつもりはございませんが、話を盛ったり脚色はします。一応、小説の習作ですので。それなので、不可解な点があってもご容赦ください。実際には、どれほどにしょぼくれた体験であったかを想像して遊んでくれても良いかもしれません。
全五話の予定です。
ではキナ臭い話にうつっていこうと思います。
ですがその前に一つだけ重要な事柄を述べておきたいと思います。
信じるか信じないかはあなた次第ですが、これだけは信じて欲しい。
別に薬やっていたとか、そんなことはありませんよ。
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