英語学習


外人講師「How are you?」


吉川  「I fine thank you and you?」


外人講師「yes!グッド!」


吉川  「どうも。」


外人講師「では、先週の復習から参りましょう」


吉川  「はい。」


外人講師「Is this a pen?」


吉川  「No.It's an elephant.」


外人講師「グッド! そうですねー」


吉川  「普通、象とは間違えないと思うんですけど……」


外人講師「シャーラップ! これからのグローバル時代、何が起こるかわかりませーん」


吉川  「でも象とペンは……」


外人講師「インド象ですよ?」


吉川  「いやいや、象の種類じゃなくて。何象でもペンとは間違えませんよ」


外人講師「例えばの話でーす」


吉川  「はぁ……。例えばですか」


外人講師「では、本日の講義にうつりまーす」


吉川  「はい」


外人講師「準備はいいですかー?」


吉川  「イエース」


外人講師「では本日は、砂漠で喉がカラカラになった時の表現でーす。」


吉川  「砂漠になんて行く機会無いですが」


外人講師「シャーラップ! エジプトに急用があった時にどうするんですか!」


吉川  「どんな急用ですか」


外人講師「いきますよ。……w……water。はい」


吉川  「え?」


外人講師「……w……water」


吉川  「ヲ……ウォーター」


外人講師「ノー! 全然ダメでーす。それじゃ死んでしまいまーす」


吉川  「えー」


外人講師「もっと表現豊かに! 喉がカラカラの気持ちで!」


吉川  「ウォ……」


外人講師「ノー! バカ! そんなんじゃダメ」


吉川  「バカって」


外人講師「もっと心の底からうったえるように!」


吉川  「いや、表現じゃなくて、発音とかを勉強したいのですが」


外人講師「ノーノー! 発音や文法なんてナンセンスでーす。根本的な表現方法から!」


吉川  「で、でもエジプトなんか行かないし」


外人講師「これからは砂漠化の時代でーす。日本だっていつ砂漠になるか、わかりませーん」


吉川  「日本だったら、日本語が通じるじゃないですか」


外人講師「オー! これだから愚か者は困りまーす」


吉川  「愚か者」


外人講師「グローバルスタンダードの時代には外人だらけでーす」


吉川  「はぁ」


外人講師「通りすがりのアラブ人がいるかもしれませーん」


吉川  「アラブ人じゃ英語通じないじゃないですか」


外人講師「たとえ話でーす。では、ここを鳥取砂丘だとしまーす」


吉川  「砂漠じゃないんじゃ」


外人講師「そこを通りがかった一人の地元の外人」


吉川  「地元で外人か」


外人講師「偶然にも、そのアラブ人は水を満たしたコップを持っている」


吉川  「水入りのコップを持ち歩くアラブ人ですか」


外人講師「あなたはノドがカラカラで今にも死にそう!」


吉川  「鳥取砂丘で死にたくないなぁ」


外人講師「お前はすでに死んでいますか?」


吉川  「北斗の拳の世界観なのか?」


外人講師「そこで助けを求める心からの一言!」


吉川  「うぉ……うぉ……WATER! I need water! Is this a Water?」


外人講師「No.It's an elephant.」



暗転




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