2話 誕生

外国ではクローン人間が流行りだした現代に置いて、日本では発展してるとはいえど

クローン人間は豪富しか扱えない品物だった。



直太朗は現在35歳にしてロボットに

人間の動き、性格、表情、様々な才能を

発揮出来るように薬を開発した。


しかしこの薬は強力な力を秘めているため

そのロボットが人間以上な生き物になるのを恐れ、最後の切り札として取っておいたのだった。


実験台に寝かせられた「ロボット(人間)」はダチョウの卵くらいの大きさだった。


ビーカーからスポイトで薬を吸い込み、卵のてっぺんの割れ目にゆっくり注ぐ青く綺麗な液体。


直太朗はゴクリと唾を飲み込んだ。

この中には赤ん坊が眠らされている

これを注入ししばらく経つとそれは誕生をする。


野生の動物がある日人間に飼われると

野生に戻れなくなるように。


このロボットはロボットであるが人間になっていき、ロボットに戻れなくなる。


「そもそもロボットに心はないがな」


直太朗や今の日本、世界がロボットには

心がないと信じてきた、このロボットも心はないが人間が以前のように暮らせるなら

ロボットを人間界に送り込む必要があったと

直太朗は戦争が起こるずっと前から

考えていた。


そして時きた。



卵のヒビができ少しずつ割れていき

そして・・・



「生まれた」



ロボット1号


「お前の名前は・・・・ヒカルだよ」


人間の赤ん坊ゼロ歳・・・・




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