第15話- 無人の駐車場
師走の夜、一人止めてある車に向かった。
もう少しで新年か、早いものだ。
すると何処からか小さな声が聞こえてきた。
見回してみるが誰もいない。
どうやら車の下から聞こえているらしい。
そっと覗き込むと、青く光る目が見えた。
寒いだろ、震えているソレを上着で包み、助手席に置いて家に帰った。
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