2020/10/14『僕は僕の書いた小説を知らない』
という小説を、五限目と六限目の合間の休み時間くらいに読み終わりました。時間帯が時間帯なのでいつもは机に突っ伏して束の間の睡眠を取っていたのですが、眠気などどっか行くほどに僕の読書欲は掻き立てられていたんだと思います。ラスト数ページに差し掛かり、今までとは異なるキャラクターの視点から初めて描かれる文章。途中で「あっ」となり、真実を解した途端「あぁぁぁ」と唸り、思わず笑みが零れてしまいました。そういうことだったのか、と。成程ね、と。
小説の醍醐味って、やっぱりこれだと思うんですよね。巧妙に仕組まれた伏線が、物語終盤で衝撃のどんでん返しを起こし、また際立てる。言われてみればそうだ、あれはそういうことだったのか、だからあれはああなっていたんだ──単体では意味を為さなかった点と点が繋がって真実を齎す一本の線となる瞬間は、得も言えぬカタルシスを感じます。
出来れば良いんですけどね、僕も。
まあ、無理だわな。僕にゃ。うん。
今日も今日とて、明日も明日とて、凡才なりに頑張るとしよう。
ちなみに、僕は小説を読んでいる時、あまりに没頭しすぎて表情がよく顔に出てしまうことがしばしばあります。ありません?
家では勿論のこと学校でも読書中、徐に独りでに笑うことがあるのですが、周囲の目はあまり気にしないタイプです。と言うより、周囲がどう思おうが知ったこっちゃない、そんなタイプです。気にしたら負けなのです。
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