幼き聖女
アホ
第1話
走る走るただ走らないと捕まってしまう
淡い光の導きに従って逃げないと
ドンと音がなった
誰かにぶつかってしまったみたいだ謝らないと
「ごめんなさい」
何かを落とした音がしただけど気にしている余裕はない
顔を見ず走り去ろうとした瞬間腕を掴まれた
「おい、人にぶつかっといてそれはねぇんじゃねえか。
お前のせいで俺の大切なご飯落としちまったじゃねえか」
「離してください」
掴まれた腕をどうにかしようと必死に振り回した
「おい、暴れんなガキが金渡すだけで離してやるよ。
ほら20ベルで勘弁してやる」
そう言って手を差し伸べてきた
その手を私は噛み付いてやった
「いって」
相手が怯んだ隙に掴まれていた手を振り解いてまた逃げ出した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます