第7話 宇宙船
宇宙船に乗っていた。
わたしは白い拘束着を着ていた。
まわりを見渡すと同じように拘束着を着ているたくさんの少年や少女がいた。
その空間は真っ白で、宇宙船のエンジンや配線の関係で少し盛り上がっている段差があるくらいは座るものも何もなく
あったとしても拘束着のせいで身動きができない状況だった。
瞬間、大きな轟音がした。
なすすべもなく床にごろごろ転がっていく。
壁の隅でようやく止まったかと思うと、いきなり息が吸いづらくなる。
胸を押しつぶされるような息苦しさがどんどん空気自体を吸えない苦しさに変わっていく。
視界が円を描くようにどんどん灰色になっていき、そのままぷつん、となにも見えなくなっ
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