苦手なタイプin花見@今時映画にも出てこないタイプの男
今日は年に一度の社員総出の花見だ。
花見と言っても藤の花なので周囲は落ち着いているし、小さな会社なので参加者は限られている。
つまり、
…が、今年は例年とは違う。
なぜなら…
「嗚呼、君は今日も綺麗だね」
「う…」
私は眼を見て『綺麗』と言われたくらいでドキッとしてしまった自分が嫌になった。
今年はこの人がいる…
中途採用されたばかりの上司は恥ずかしくなるくらいにキザな人だった。
「それセクハラです」
「すまないね。しかし僕は綺麗なものを視たらそうと言わずにはいられない
「う…」
どうしてこの人は真顔でこんな台詞が言えるのだろうか…言われる私の身にもなって欲しい。
「あの…恥ずかしいのでそういうのやめてくれません?」
「ふっ、照れた
「なっ…!?」
話を聞け!
思わずそう叫びたくなった。
私はこの人が苦手だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます