大人になるということ
子供だった日々を懐かしみ、馴れない環境に適応し、心を制御し、社会のために生きること
常識、当たり前、規則、暗黙の了解…
そういう既存のものに心は支配されていく
そこまでに到達するまでどれほどの困難と我慢と向き合う勇気が必要になるのか
変わりたくない
変わらなきゃいけない
忘れたくない
忘れなきゃいけない
いつまでも子供のままでは社会に適応できなくなる
子供にしかわからない心を失わずには大人にはなれないのかもしれない
そう思って矛盾を抱えながら、息をする
心の声を無視して、蓋をして、二度と開かないように鍵をかけて
いつしか錆びついて、思い出すこともなくなり、子供から大人に成り下がり、子供心のない面白みのない、つまらない人になる
子供心をなくした大人は、非常に愚かだ
人間味が薄い
思いやりなどあるものか
ただの表面上の形でしかない温度のない無機質な薄気味悪いものだ
自分が正義だと、自分こそが全てだと、
自己愛に溢れている
そんなもの信じられるわけがない
子供と大人は、分かり合えない
同じ人間でも、意思疎通は不可能だ
溝が埋まることは永久にない
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