幸せとは
形のないもの
人によって何を幸せとするか異なるもの
幸せになりたい
幸せにしたい
幸せになってほしい
幸せでした
当たり前を幸せにする人
非日常の刺激を幸せにする人
温かいものを幸せにする人
特別な何かを幸せにする人
寂しさや別れをも幸せにする人
生きている事自体幸せにする人
死ぬことを幸せにする人
つまり
いつもと変わらない日常の継続を望む人
日常に満足できない変化を望む人
凍えそうだから温もりを求む人
当たり前に興味がない特別を求む人
離れること忘れることを望む人
毎日を何気なく過ごしたい人
毎日人間に希望がないこの世界からの消滅を望む人
何か希望が叶うとき、人は幸せだと言う
幸せの裏には不幸がある
幸せになれることは素敵でも、幸せに慣れることはとても怖い
いつか幸せがふと消えて、残るのはきっと、虚無感と孤独感と終わりなき闇
果たして人は耐えきれるだろうか。
不幸は怖いのか
幸せこそが怖いのだ
幸せになるまでは希望が見える
いざ幸せになると
今度は不幸が待っているようで次第に幸せが怖くなる
失いたくなくて、必死に守ろうとする
永遠に幸せになることなど、不可能だろう
そうわかっていても、幸せに浸っていたくて、幸せであることが希望になる
希望が消える瞬間にずっとずっと怯えながら
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