第3話
さっき気がついたんだけど
この学校、戦車があるんだけどこれはなんなんだ
この異世界は普通と違うんじゃねぇか
てか異世界に来たやつは主人公になるんじゃ
それならば俺も主人公だよな
無駄なことを考えても仕方がない
「おい‼冷泉はやくしないと体育が始まるぞ」
「おう」
さっそく体育なんてついてるな
ここで俺の本気をみせてやる
まえの世界では大会に出たほどだからな
でも前の世界の能力が引き継がれていなかったら
記憶が残ってるということは能力も引き継がれているよな
急がないと体育に遅れたら参加できないかもしれないし
「ん?....君は誰?」
「お..俺は、冷泉って言うんだ」
「そーなんだ」
なんで俺のことを知らないやつがいるのかが分らないんだが
出雲のやつは知ってるのになんであいつは
てかそもそも出雲とさっきのやつとしかあってなくね
「君の名は?」
なんか映画のタイトルみたいになってるんだけど
「僕の名前は......」
「言いたくないなら言わなくてもいいよ」
「僕の名前は...佐藤」
「なんか普通だね」
「やっぱり君もいうんだね」
「あ..いやぁ....普通っていうのはいいことなんだからね」
「本当に?」
「そうだよ、だって普通ってなんかすごいよね。うん...なんかすごいと思うよ」
「ありがと冷泉くん」
いやぁ危なかったもうちょっとで俺の評価が落ちるとこだったな
運動場はどこなんだ
誰かに聞こうにも誰もいなくね
さっきの佐藤君もいなくなってるし
「誰かいないのかー‼」
「どうしたの冷泉?」
「えっ...なんで出雲がいるの、さっきまでここには誰もいなかったはずじゃ」
「もしかして君は瞬間移動できないの?」
「瞬間移動?! そんなのできるわけないだろうが」
「できないの?! できないとこの世界ではなにもできないよ」
まじかよ
俺この世界に来てから早速つんだわ
「なぁ~頼む出雲、瞬間移動教えてくれないか?」
「別にいいけどどうする?」
「ん?なにが」
「だからいまから教えるか、体育のあとにするか」
「でもいまからだと体育の授業に遅れるよな」
「まぁ僕は時間を止めることができるから先にすることをおすすめするよ」
「まじかよなら先にたのむよ」
時間まで止めることまでできるのかよ
俺もそこまでできるようにしないとな
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