第22話 イケメンと料理
俺は今家で考えている。ご飯を何にするかをだ。俺はお世辞にも料理ができるとは言えない。だがこれからは料理を頑張ろうと思うのだ。なぜなら親と妹がアメリカに引っ越すからだ。ちょっとは頑張ろう……。
「さて、どうすっかな……」
そう悩んでいると、家のチャイムがピンポーンとなった。は〜いと出ていくと、そこにいたのは優芽だった。……なんで家知ってんの? ちょっと怖い。
「なんで家知ってんの?」
「翔真さんに教えてもらいました」
あいつか、あんにゃろうめ。まぁ教えちゃダメって言ってないしいいか。
「で、何しに来たの?」
「いや遊びに来たんですよ?」
「あぁ」
俺の家に女子が入ってくるなんて何年ぶりだろうか。沙耶が最後に来たのが小学校二年生の時だから約8年くらいか?
「なぁ、優芽って料理できたりする?」
「えぇ、まぁ」
「教えてください」
「え? 良いけど……」
よっしゃァァァァァ! じゃあ早速と思い優芽の方を見ると優芽が台所の方に向かった。そして包丁をもってまな板の上にあったキャベツを千切りにしていく。そして、冷蔵庫の中に入っていた豚肉を焼いていく。なんか美味そうな匂い……、ヤバい! 腹減ってきた。その証拠にグゥゥゥゥッという音がなって優芽に笑われてしまった。
「もう少しでできます。そこで待っていてください」
「はい」
それからしばらくしてでてきたご飯なんて美味そうな……。いただきますと言い、パクリと食べると無言になってしまった。なんというか、うますぎる。俺はバクバクたべてしまった。そして、すぐになくなってしまった。ごちそうさまでしたと言うと優芽が聞いてきた。
「美味しかった?」
「うん。美味かった」
「そう。また作るわね」
「あぁ、ありがとう」
俺がそういうと顔を真っ赤にしてちょっと照れていた。いつもクールなのでこういうちょっとした照れが可愛いと思う。
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