第28話 スキル習得 ☆

「既にスキルを持っているのだが?」


 取得可能スキル一覧を眺めながら、妖精に説明を促す。


「はい、βテスターの方はその分スキルポイントが減少しています」


「スキルポイント?」


 そういえば、先ほどのポイントもボーナスポイントと記載されていなかったな。


「はい。種族、職業の実施で、ポイント管理が難しいと判断された為にポイントの項目が変更になりました。まず先程の種族ポイントですが、使用したのでお解りになったかと思いますがステータスの上昇に用いるポイントになります」


「そうだな、他に使用用途は?」


「現在は存在しません。他の用途が出来た場合、ポイント補填の為イベントを行う予定です」


 用意したイベントが無駄になった場合は、賞品を差し替えれば良い訳だから無駄にならないと。


「次にスキルポイントですが、スキル習得に使用します」


「まて、スキル屋はどうなった?」


「スキル屋……ああ、スキル販売店ですね。何百年も前に消えてしまいました」


 は?


「スキルポイントは、スキル習得の他に派生先に進化する際に消費しますのでご注意を」


「…取りあえずは、大鎌、杖と職業用のスキルと召喚魔法か」


 決めていたものと気になったものを選択する。


「スキルポイントは、ゲームフィールドへの持越しは可能か?」


「βテスターのみ不可能です」


 テスターの縛りが無いわけでもないか。


「じゃあ、後はコレだな」



名前  ジン

性別  男

種族  夜郷族Lv1

職業  死霊使いLv1


HP  78

MP  56

筋力  20

体力  15

器用  20

精神  16

知力  16

俊敏  15

運   10

種族ポイント  0

スキルポイント 0


グリモワール  収録の魔道書 (グロノス)


武器1

武器2

アクセサリー

アクセサリー

アクセサリー


所持金      0コル


スキル

武器スキル   【大鎌術Lv1】【杖術Lv1】

魔法スキル   【風魔法Lv1】【闇魔法Lv1】【呪魔法Lv1】【下僕召喚Lv1】

        【召喚魔法Lv1】

生産スキル   【鍛冶Lv1】【木工Lv1】【調薬Lv1】【皮革Lv1】

        【調理Lv1】【道具Lv1】

補助スキル   【魔書術Lv1】【採取Lv1】【採掘Lv1】【伐採Lv1】

        【鑑定Lv1】【識別Lv1】【召喚Lv1】【幸運Lv1】

        【剛力Lv1】【巧みLv1】【速足Lv1】

固有スキル   【有形無形Lv1】


称号『始原の魔道』『絶望を乗り越えし者』


 スキルの詳細を確認する。


大鎌術 武器 アクティブ

 大鎌を操る専門スキル。


杖術 武器 アクティブ

 杖を使った接近戦を専門とするスキル。


下僕召喚 魔法 アクティブ

 スキルレベル×1体のアンデットモンスターを召喚する。レベルに応じて召喚するモンスターの種類を選択できる。


呪魔法 魔法 アクティブ

 対象に呪をかける魔法。


闇魔法 魔法 アクティブ

 一部の者のみが行使できる闇の魔法。


召喚魔法 魔法 アクティブ

 スキルレベルに応じたモンスターを召喚する。召喚後一定時間まで、パーティに加入する。


速足 補助 パッシブ

 俊敏をスキルレベル×1上昇。



 ステータス強化系スキルは、全てスキルレベル依存だった。


 正式版で修正されたのだろう。


「スキルの決定を確認しました。では、これよりチュートリアルを始めます」


 あ、チュートリアルは今回あるんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る