第十一話 森での活動


 エリナに連れられて街道を下り、途中で道を逸れて森に入る。

 獣道みたいになってるから定期的に人が入ってるんだろう。 



探査サーチ!」


「お兄ちゃん、何の魔法?」


「昨日読んだ異世界転生本で覚えた方の探査魔法だ。バリアの方と違って半径二十メートルの範囲で動物を察知できるんだぞ。発動するとは思わなかったけど」


「お兄ちゃんすごい!」


「素晴らしいぞエリナ。お兄ちゃんのモチベーションが少し上がったぞ。あと森の中じゃ火魔法は使っちゃだめだぞ。魔物が出ても風魔法で対処しろよ」


「そっか、森が燃えちゃうもんね」


「あと危険だと思った場合は俺の許可を取らずに魔法を使っていいからな」


「はい!」


「最高の返事だぞ、妹」


「うん!」



 獣道を少し歩いていくと、開けた場所に出た。

 背の低い草が生い茂っており、草原のようにも見える。



「お兄ちゃん! クズ!」


「えっ。なに、反抗期なの? 可愛かった妹が急に兄を罵倒してきてお兄ちゃん困惑してるんですけど」


「えっお兄ちゃん、私可愛いと思う!?」


「普通に可愛いぞ。あれ? もう反抗期治ったの?」


「お兄ちゃんもかっこいいよ!」


「あれ? 反抗期は?」


「あ、そうだ、クズだよクズ、お兄ちゃん!」


「反抗期ってこんなに短時間で繰り返すの?」


「違うよお兄ちゃん! 薬草のクズだよ!」


「あぁ薬草の方か。クズ? 葛か。たしか根が葛根とかっていう薬になるんだよな」


「そうそう! 秋に見つかる草なんだけどね。少し小ぶりだけど、高級品みたいだから持って帰ろうよ」


「わかった。根がちぎれないように慎重に掘って持って行こう」



 そういやスコップが無かったな、とロングソードで周りを掘ろうとするとエリナに止められる。



「待ってお兄ちゃん、クズの根っこは大きいからもっと周りから掘らないと」


「わかった。しかしエリナ良く分かったな」


「院長先生と一緒に来てたから覚えちゃったんだよ」



 ここか? もっと遠く! ここ? うん! と場所を確認しながらロングソードを差し込んで掘っていく。


 安物だから扱いを気にしなくて済むのはありがたいな。

 サクサク土を崩してどけていくと、でかい生姜のような、細いサツマイモだか長芋みたいな根が出てきた。

 これが葛根か、初めて見た。



「エリナは俺から離れないようにしながら葛を探せるか?」


「クズな人なら目の前に居るんだけどね」


「やっぱ反抗期じゃねーか」



 エリナがその場できょろきょろと葛を探している間に、葛根を掘り出せた。

 結構デカいな、いくらになるんだろう。

 背負い籠に葛根を入れて背負いなおす。



「他になさそうか?」


「んー、見当たらないね」


「まぁ時期も早かったし、本命のヨモギを探そう」


「わかった、ヨモギはもう少し先だよ」



 開けた場所から再び少し森に入ったとこでヨモギを発見する。



「よし、じゃあここに籠を置いておくから、ヨモギを採取して入れていくように。一応探査魔法は使ってるけど、籠が見える範囲内で採取するように」


「はい!」


「魔物や変な人を見たら大きな声を出すんだぞ」


「はい!!」



 さっきよりも大きな声で完璧な返事をするエリナ。



「俺は変な人じゃないけどな! じゃあ採取開始!」



 ヨモギをガンガン採取する。

 三十分も集めてると周囲に見当たらなくなってくるので、エリナと一緒に森の奥の方へと移動していく。



「お兄ちゃん!」


「どうしたエリナ!」



 エリナが駆け寄ってくる。



「すごく大きいサルノコシカケを見つけたの! 私じゃ木から剥がせないからお兄ちゃん手伝って!」


「わかった!」



 エリナに案内されると、腐りかけた大木の幹にサルノコシカケが生えていた。

 一メートルくらいありそうだ。


 ロングソードをサルノコシカケの生えている近くの幹に刺し入れる。

 ミシミシと音はするが剥がれる気配がない。


 ガンバレお兄ちゃん! とか応援して、期待に目を輝かせてる妹の為にスマートに剥がしたいが、何しろ初めてだからな。

 ガツガツとロングソードを突き入れてると、探査魔法が反応する。



「エリナ! 何か来るぞ! 俺の後ろに下がれ!」


「えっ、うん!」



 エリナを背後に隠し、探知の反応の合った方にロングソードを向けて警戒していると、ガサガサと草の中から、中型犬サイズの角を持った兎が向かってくる。

 アラビア半島だかに居たっていう伝説のアルミラージみたいだな、ゲームのモンスターの様に可愛くないから罪悪感もなさそうだ。

 向かってくる速度はあまり早くないからこちらを見つけて攻撃しに来たっていう訳じゃなく単に遭遇しただけなのかな?



「あれがホーンラビットか、確かに野犬より見た目がグロくて怖いな」


「お兄ちゃん! 敵を縛る魔法使っても良い!?」


「良し使え! 駄目だったら風刃で迎撃しろ。俺の魔法だとまだ効かないかも知れんからな」


「わかった! 風縛エアバインド!」



 エリナが魔法を発動させると、風の玉のようなものがホーンラビットを包み込み、1メートル程浮かせて停止する。

 ジタバタ暴れる様子もなく、腹を見せて大の字になった状態で浮いている



「お兄ちゃん今だよ!」


「あれ? 随分余裕じゃね? 俺はロングソードで切るだけ? 折角だから俺のしょっぱい魔法をぶち当てて何発くらいで死ぬか試すかな?」


「お兄ちゃん早く!」


「すまん、魔力消費が激しいのか?」


「魔力を抑えてるのが辛いの。このままだとホーンラビットの体がはじけ飛んじゃう!」


「うおおおおお!」


 スプラッターな状況を想像した俺は、自分でもびっくりする速度でホーンラビットに向かって突進し、喉を真一文字に切り裂く。というか首を切り飛ばそうと思ったけどヘタレてしまった。



「お兄ちゃん流石!」



 魔法を解除したエリナが、その辺の蔓を使って魔法の戒めから解かれて落下したホーンラビットの後ろ脚を縛る。



「お兄ちゃん、これ枝に吊り下げてくれる?」


「お、おう」



 こわごわ蔓の端を持ち上げて、エリナに指定された枝に吊り下げ、幹に蔦を縛り固定する。

 結構重いな、二十キロくらいか?

 バチャバチャと血が出てて気持ち悪い。

 というか吐きそう。



「すぐに血抜きをしないと不味くなっちゃうからね! 本当はウサギの場合首と尻尾を切り離して血抜きをするんだけど、ホーンラビットは尻尾と角にも価値があるし、喉だけを切って血抜きをするのが良いんだって! 流石お兄ちゃんだね!」



 なにこの子、グロいの平気なの?

 そういやグロい絵本で育った子だった。


 流れ出る血が服につかないように気を付けながらホーンラビットの首の位置調整をするエリナ。

 そうか、ああやって持ち上げていないと傷口をふさいじゃって血が綺麗に抜けないのか。



「じゃあ俺はサルノコシカケを剥がしてるからエリナはそっちを頼むな」


「任せて!」


「探査魔法を掛けておくけど、一応周囲を警戒しろよ。血の臭いで他の魔物が来るかもしれないし」


「気を付ける!」



 ロングソードに付いた血をその辺の草で綺麗にしてから、再びサルノコシカケと格闘する。

 それはもう一心不乱にロングソードを突き立てる。

 あのグロい光景を忘れるように一心不乱に。



「お兄ちゃん血抜き終わったよ」


「こっちはもう少しで剥がせるから、これ剥がしたら町に帰るか」



 愛用のチプ〇シを見ると十一時を過ぎていた。

 ちなみにこの世界も時間の流れは変わらないようだ。


 ロングソードを突き立ててると、サルノコシカケがボコンと剥がれ落ちる。

 持ち上げてみると結構重い。

 これ十キロ近くないか?

 一グラム銅貨一枚なら銀貨十枚だよな? 


 サルノコシカケを籠に入れるともう籠は主にヨモギでいっぱいだった。

 グロいのを我慢して蔓で後ろ脚を縛ったままのホーンラビットを肩に担ぐ。



「さあ町に帰るか」


「うん!」



 俺の手を引いてご機嫌なエリナと十分程歩いていると、獣道を抜け街道に出たので探査魔法を解除する。

 魔力消費は三時間程で6%だ。

 燃費良いな。



「お兄ちゃん荷物持ってくれてありがとうね」


「エリナが大活躍だったからな。荷物持ちくらいしないと合わないぞ」


「私お兄ちゃんの役に立った?」


「役に立つどころかエリナのおかげでこんなに収穫があったんだよ。サルノコシカケなんか銀貨十枚くらいになるんじゃないか?」


「でも私じゃ剥がせなかったし」


「じゃあ二人で頑張ったって事にするか」


「うん!」



 街道を歩いていると、朝は殆ど見なかった馬車が、ガラガラと数分に一度くらいの間隔で俺達の横を走り抜けていく。

 その度にエリナを軽く引き寄せ、マントで上半身を覆ってやる。



「お兄ちゃんさっきから何をやってるの?」


「馬車が通ると砂ぼこりが酷いんだよ」


「そっか、ありがとお兄ちゃん」


「折角綺麗になった髪に砂ぼこりがつくのは勿体ないだろ」


「お兄ちゃん......ありがとう!」


「シャンプー使い出して痛んでた髪が良くなってきてる時だからな」


「うん!」



 がしっと俺の腕に抱き着くエリナ。

 胸甲が肘に当たって痛い。


 再び街道を歩きだすと、馬車の音が近づいてくるたびにエリナが「えへへ」と言いながら抱き着いてくるようになった。

 まぁマントを被せやすいし良いんだけど。


 そんなスキンシップならぬ胸甲シップをしながら門にたどり着く。

 時間は十二時ちょっと前くらいだ。

 いつも時間を教えてくれてありがとう俺の相棒。


 なんだクズかと言われないかとビクビクしながら門番に登録証を見せる俺に対して、腕を組んだままのエリナはなぜか自信満々に登録証を見せつけている。


 特に罵倒されるでもなく普通に門を通過した。



「お兄ちゃんのヘタレ」


「もう防具屋以外では平気だし!」


「お兄ちゃんのヘタレ問題は置いておくとしてどうするの? ごはんにするなら一旦孤児院に戻る?」


「あいつらがちゃんと昼飯とおやつを残してあるか確認したいところではあるけれど、まずは薬剤師ギルドでサルノコシカケを査定してもらおう」


「そうだね!」



 門からすぐ側の薬剤師ギルドに向かう。

 あ、ホーンラビットはどうしようか。

 もう血も出てないし持ったままでも別に構わないか。もしかしたら売れるかもしれないし。

 逡巡したが、構わず扉を開け中に入る。



「いらっしゃいませ。あ、今朝方いらっしゃった方ですね」


「サルノコシカケを採取して来たんだが、薬剤師ギルドではいくらで買い取ってくれるんだ?」



 ごとりと一メートルはあるサルノコシカケをカウンターに置く。



「これは......珍しいサイズですね。少々お待ちいただけますか?」


「あと葛とこのホーンラビットは売れそうか?」


「葛は買取できます。葛根は加工してしまうと混ぜ物がされる場合があるので、ギルド員以外からは買取できません、葛花は加工品も買取可能ですが、一株分から取れる分だと少量の為どうしても少額になってしまいますね、未加工品との買取価格の差はそれほどないと思います、葛葉はそのまま薬になりますので加工の必要がなく、そのまま買取に出された方が良いと思います。それとホーンラビットの買取はしておりません。角や肝など薬になる部位はあるのですが、ギルド員か専門業者からの買取限定になっておりますので」


「じゃあ葛の査定も頼む」


「かしこまりました。五分ほどで戻りますので少々お待ちください」



 事務員がサルノコシカケと葛を抱えて裏に引っ込む。



「お兄ちゃんいくらになるかなー?」


「冒険者ギルドのサルノコシカケの買取価格は、国の補助があって色がついてるんだよな。十キロだったとしても銀貨十枚以下とかそんなもんじゃないか? 葛はどうだろうな? 想像がつかない。葛根って俺のいた世界でもわりとポピュラーな薬だったしそんなに高い金額はつかないんじゃないか?」


「それでも一日で銀貨十枚ってすごいよね!」


「採取だけでも孤児院の運営ができるよな。まあ今回はサルノコシカケを偶然見つけられたって幸運があったけど。ただ季節によって採取できる薬草も変わるし、安定して採取出来ないと意味が無いし、色々売れそうな物を探さないとな」


「お兄ちゃん私頑張るよ!」


「期待してるぞエリナ」


「うん! 任せて!」



 エリナと話していると事務員が戻ってくる。


「お待たせいたしました。査定が終了しまして、サルノコシカケは銀貨四十枚、葛は銀貨一枚になります」


「えっ!」



 エリナが口に手を当ててびっくりしてる。



「このサイズの葛は本来は半額以下なのですが、時期が早く在庫が少ない為、価格に色を付けさせて頂きました。またサルノコシカケは十二キロと希少なサイズの為、高額の査定をさせて頂きました」


「おおう、結構するのな」


「もしこのまま買い取りさせて頂ければ、総額銀貨四十一枚の所を銀貨四十二枚で買取させていただきます」


「わかった。買取を頼む」


「ありがとうございます。では登録証をお願いします」



 薬剤師ギルドの緑色の登録証が俺の登録証にかざされる。

 買取の本人確認かなと思っていると、銀貨十枚の山が四つと銀貨二枚が俺の前に置かれる。

 エリナはまだびっくりしたままだ。



「冒険者ギルドでサルノコシカケは、国の補助込みで一グラム一銅貨という買取価格だったんだが、薬剤師ギルドの方が買取価格は高いのか?」


「いえ、グラム単位の買取価格ですと、こちらでは十グラム銅貨八枚になるのですが、今回は単一で形も良く、あのサイズですので高額査定になりました。形にもよりますが、大体二十センチを超えるサイズになりますとこちらで買取させていただく方が高額になるかと思います。逆に数センチの小さなものを大量に持ち込むのでしたら冒険者ギルドの方が総額では高くなるかと思います」


「そうなんだ、わかった。これからも世話になると思うがよろしく頼む」


「こちらこそありがとうございました。是非またお立ち寄りください」



 びっくりしたままのエリナを連れて外に出る。

 予想通り外に出た途端エリナが騒ぎ出す。



「お兄ちゃん! すごいよ! 銀貨四十二枚だよ! 四十二枚!」


「すごいよな、二つともエリナが見つけたんだぞ」


「お兄ちゃんと一緒だから見つけられたんだよ」


「いやいや、俺なんて何もしてないって。エリナのお手柄だよ」


「じゃあさっきも言った通り二人で頑張ったからって事にしようよ!」


「うーん、なんか納得いかないけどそうするか」


「うん!」


「このまま市場に行って買い物したいんだが、先ずは鍛冶ギルドや木工ギルドで蒸気機関やらの情報を売れるか確認したら、遠回りになるけど冒険者ギルドに行ってホーンラビットを売って、一旦孤児院に戻って飯食うついでにヨモギを婆さんに渡すか。籠もいっぱいだから食材も入れられないし、胸甲も武器も外したい」


「そうだね! 賛成!」


「よし、じゃあそうするか」


 鍛冶ギルドや木工ギルドに前世の知識を持ち込んで聞いてみると、既に俺の持ち込んだ技術は伝わっているらしい。

 ただし、実際に試作品なり製品化してるかというと、低コストな魔法技術で代替が可能だからと、研究段階のままの技術が多いそうだ。

 火薬や銃などは実際に王都で売られているらしいが、コストの割りには魔法より威力も射程も低く、主に軍隊で流通している程度のようだ。

 薬剤師ギルドと同じように、低コストで大量生産出来て、より効率的なものが出来る知識であれば是非買い取りたいとの事だったが、そこまでの情報は無いし、いきなり応用技術だけ持ち込んでも、基礎技術が未だ未成熟な以上どうしようもなかった。



 紙代損したーとしょんぼりしながら冒険者ギルドへ向かって歩いていく。


 ご機嫌な妹は腕にしがみついて離れない。

 多分孤児院の為に稼げたのが相当嬉しいのだろう。

 給金を全部孤児院に入れるとか言ってた位だしな。


 しばらく歩いていくとやっと冒険者ギルドに到着する。

 門から十五分くらいか。

 

 扉を開けて中に入るとまずは酔っ払いがいないかを確認する。

 何人か飲んでるが、あのおっさんではないようだと安心して足を踏み入れ、受付まで歩いていく。



「いらっしゃいませ」


「ホーンラビットを狩ってきたんだが査定を頼む」


「かしこまりました。血抜きはしっかりされてるようですね、この傷跡なら高く買い取れますよ」



 俺からホーンラビットを受け取った事務員は、自身の後ろに置いてある体重計のようなもので重さをはかり、再びこちらに戻ってくる。


「傷が殆どない十四キロのホーンラビットで銀貨三枚と銅貨六百枚になります。魔石はどうされますか? 魔石を抜く場合は銀貨二枚になりますが」


「魔石?」


「魔道具に使うものです。魔道具のランタンの中に魔石を入れると、魔力や燃料を消費することなく周囲を照らせるといった感じですね」


「電池みたいなものか。エリナ、うちに魔道具ってあったっけ?」


「無いよ。高いし、院長先生が魔法を使えるしね」


「じゃあ要らないか。そのまま買い取ってくれ」


「かしこまりました」



 カウンターに置かれた硬貨を受け取り、冒険者ギルドから出る。

 良かった、今日は絡まれなかった。



「お兄ちゃん、今日は凄くお金を稼げたね!」


「びっくりだな、でも本命のヨモギ抜きの稼ぎだし、たまたま見つけただけだから安定収入って訳にはいかないけどな。ただヨモギは百株以上採取できたから、これが仮に全部上質の干したヨモギになれば銀貨三枚以上になる。これだけでも稼ぎとしては十分なんだよな」


「すごいね!」


「そのまま冒険者ギルドにヨモギを売ると銀貨一枚だから、孤児院の運営費には足りないんだよな。個人で生活する分には良いんだろうけど」


「......孤児院にお金が入ってくるようになっても、お兄ちゃんはどこにも行かないよね?」


「カルルが大人になるまでは最低でも居たいけど、できればずっと居たいと思ってるぞ」


「ずっと! ずっと一緒だからね!」


「ああ、わかった。ずっとだな。ありがとうなエリナ」


「うん!」



 えへへーとまた俺の腕に絡みついてきて、孤児院に向かう。

 あいつらちゃんと昼飯とおやつを残してるのだろうか。

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