第2話〜今までの事を初めて両親に告げました〜

僕は少しでも自分を変えるようにと、勉強をしていた。とそこで……ガチャン


「ただいまー!桜雅〜帰ったわよー!」


お母さんが帰ってきた。そして…


「桜雅ただいま!」


なんとお母さんはお父さんと一緒に帰ってきた。


僕のお母さんは他のお母さんより比較的に若くまだ30代後半だ。その容姿も30代とは思えないほど若々しく肌もまだつやつやだ。今のままだと歳をとった姿が全く想像できないぐらい綺麗だと思う。


お父さんもお父さんで30代後半で息子の僕から見てもどう見てもイケメンでかっこいい。この年で自分会社の社長をしている。普段は会社が忙しいが、休日の日はなるべく帰ってきてくれる。それが密かに嬉しかったりする。家もまあまあ大きい。要するに、少し裕福な3人家族だ


と説明はこんな所にして


「あっ!お父さんお母さんおかえり」

「おう!ただいまっ!それよりなんか話があるんだろ?」

「あっ…う、うんそうなんだ…ご、ご飯食べ終わってからでもいいかな?」

「あ、あぁ…わかった!」

「じゃー急いでご飯作るわね!」

「「うん!ありがとう!」」


__________☆____________


家族で楽しくご飯を食べ終わり食器をお母さんと一緒に片付けてから、本題に入っていた。


「えっと、話というのは…まず僕小学校5年生の時に…………」


と今までの事、今まで僕がされてきた事を余すことなく両親に話した。すると両親は目を真っ赤っかにして号泣していた。するとお母さんが僕の事を優しくギュッと抱きしめてくれた。


「グスッ……今まで気づけてなくてごめんね。グスッ本当にごめんね。」


そしてお父さんも


「そうか辛かったんだなっ!でももう大丈夫だぞ!」


泣いたのを隠したいためか大きい声でそう言い、優しくギュッと抱きしめてくれた。


その時に初めて僕の中にあったものが溢れ出てきて僕もすごい勢いで泣いてしまった。家族で泣きあった後もう一度元いた位置に戻って、僕はこう告げた!


「でももう心配しないで!お母さんとお父さんに言えたし、ほんと良かったよ!なんかスッキリできた!…あとね、さっき話した通り昨日助けてくれた人のこと僕好きになっちゃんだ!だからその人に振り向いて貰えるようにこれから精一杯頑張っていこうと思うんだ!…どうかな?」


と半ば決意表明のごとく力強く告げると、2人が


「よぉーしっ!それなら俺がお前をいい男にしてやる!」

「ええそうね!それなら私もあなたを…いえ、桜雅の事を全力でサポートするわ!」


と2人とも同時に胸をはってそう言ってくれた。

それを見た僕は面白くなり心の底から”笑った”

こんなに笑えたのはいつぶりだろうと思ったぐらい笑った。


そしてさっきしんみりした空気はどこへやら、久しぶりになんとも賑やかな夜を家族で過ごした

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