第97話 下−31 ヌコ祭りマジカ!!


ネコ祭りの始まりは一ヶ月後にした。

そこから1週間の間がネコ祭り期間。

初日に祝詞と神楽。

神楽はその後毎日。

神輿は初日。そして最終日。神様を初日に迎え、最終日に送る、というわけだ。


あとはもうやる人が勝手にやってね!!である。

丸投げ大好きな神山らしい。

投げることもするが、丸投げを受けるのも大好きな千葉家でもある。


実行委員総領千葉家。

あとは任せて安心である!!


神山とミギャとコンは王宮の猫の世話に専念した。


「神輿は、モフ☆モフ絡みで、コンのも出すことに決まった。コンは神輿に乗ってくれるよな?」

「え?妾が乗って、いいコンか?」

「勿論だとも!ミケの許可もとってあるんでな!」

「ありがたいコン!!人の世に出てきていいことばかりだコン!!」


見た目、18尾の狐なんか、とってもありがたい感じに見えるよなー。

ミギャも、「にあってるんじゃないか?」と神輿の上のコンを想像しているようだ。モフ大好きだからな。


ミギャが命令を受けたので、総責任者として千葉家の者と毎日街に出て居る様子。

冒険者達も冒険者ギルドも参加するようだ。

なにするんだろ?


日のいずる国に住んでいるダゲー本人は参加しないが、ダゲー妻軍団が参加するとのこと。

周子さんちがダゲー妻軍団と近いからね。



俺は丸投げ後、まったり毎日ミギャの代わりに猫達の面倒を見ている。

良い日々である!

たまに潜って昼寝しているけどー♪最高w


ある日、俺が潜っているよこに内神様が潜ってきたのにはびっくりした。

居心地の良さそうなとこに目をつけるのは一緒なんだなぁ、と互いに苦笑。


つか、ひそかにしょっちゅう来てるんと違うか?この神様。


ネコ集まる処に神在り


ってでっかい筆で一気にでかく書いて、使用人食堂の窓の上の壁に貼った。なんとなくw



いつの間にか、ネコ祭りの標語?の一つとして使われてた。

道に落ちていたチラシに

”ネコ集う処に神在り” ネコ神様、内神様を祀る国のネコ祭り。

って、いろいろ出し物など細かく書いてある。

こんなのも作ってるんだー、、この国に出入りする商人たちにも配らせてるんだろうなぁ、、


うちの邸の連中と山さんチーム、山梨さんチームとギルマス達は祭り前日にこっちの別荘に入るそうだ。

ギルマスは、チーム雑用の子たちを連れてくると。ダンコランさんもオネーサン連れて来るとか言っているとのこと。

やっとお目見えかー、もう刈り上げやめているだろうな。


別荘で足りるか?と思ったが、俺と子どもたちが屋根裏部屋を使えばどうにかなりそうかな?

千葉家にもお願いしておいた。貴族が2人来るので、もしかしたら2部屋貸してもらいたいかも、と。




「ミケ達は、ミケ達で、祭り当日にいろいろやるにゃ!」

『わしもやりたいこと多いぞ!なにせここはお蝶の塚を作ってくれたところだからなっ!!!』


どんなことをやるのだろうか?

まぁ、いつもはアレすぎるけど、こういうときにアレなことはしないのが、この神たち。信用していいだろう、、

多分、、、




祭り初日まであと7日。


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