第14話 砦と超高性能ポンコツ


夜髏死苦拠点

山梨さんから招待状が来た。ネコがうちと山さんのところに配達に。

で、招待状に地図が入っていた、町郊外まで載っている地図。??


「集合!」

どう見る?

「これって、街の外だよねーどう見ても。」

「この、森だか山をまるまる??ってことはないよねまさかねー?あはははは、、」

大丈夫だ小田、帰ってこい。


「大前提をもう一度確認しておかねばならないようだな。チーム( `・∀・´)ノヨロシクは、あの山梨パイセンのチームだ、わかっているよな?ランさんもいるチームだ。OK?

多分、90年台の族。日本の風物詩のひとつの、その最後の時代を激しくぶっとばしていた最後の一族だ。


まぁ、神様言わせりゃあまあまのもやしっ子でしかない日本人の中で、のことだが。そんでもこっちでも一人でここまでやってきて、更に六角棒一本で台風並みの大暴れをする。あの時代くらいまでは、日本もまだそう捨てたもんじゃなかったのかもしれない、、、と思わせるお人。

が、

山くらい買うかもしれない、ネコ一匹のために。ネコの遊び相手にする魔獣達を、自分ちに飼う形にするかもしれない!!そんな阿呆、多分、この世界始まってから始めてだろ!!

なことくらい普通にやりそうなのが山梨さん。だ。」


さすが山梨県民。褒めてますから!!南佐久郡好き♪え?長野県??しまった、、、、清里とか?増富温泉とか、ぶどう狩りとか、、、あ!雲取山登ってた!!ぎり山梨県!!しかも下山は山梨側、降りてゆっくりしたいと思ったら山梨側が一番良いね!!トロッコあとが山道になっててなかなか趣深かった。鉱山だったんだよねー。

大脱線!!



「何で行こう、歩き?」

ま、仕方がないね。馬車とか持つと面倒。

夢は魔法で瞬間移動!身体強化でチータ並の疾走!飛行魔法で成層圏!!すごいね、超高度爆撃つーか、石1つ落ちすだけで城大破じゃね?


ちんたら歩いていきました。ネコはバッタとか追い回して可愛かった♪

小一時間で到着。




「なに?これ、、」

「砦」

「うん、砦だな」

「正確には砦跡、だろう。建物は新築したみたいだね」

「「ふーん」」 何オタク?みたいな目で見ないでくださいませんか?

「でもまぁ、、「「「流石山梨さん!!!」」」


ゴンゴン!!「たのもおーうっ!!」山田w

「おう、入れ、」と端の通用口から顔出してきた、、台無しー♪


中も、すっげー砦砦してて、、

「どっかと戦争すんですか?」山田、ナイス!!

「あははっは!!流石に俺でもそこまでは今はしないわ、、」山梨


・・・・・今は?・・・・・・どことするつもりなんだろう?


「町へ出るときは?不便じゃないっすか?」

「んー、町にいるときも、特に外に出なかったからなぁ、、」

なに?ヒキ族?なんか怖いよーな違うよーな、、走る時以外はアパートの部屋でだべっているとかが族だったっけ、、本来の姿かぁ、、


「馬飼わないんスカ?」

「ネコがいるからなぁ、、」

「ああ、弄ばれて殺されちゃうか、、馬が」 通常逆だけどな


「山梨さん、魔法で飛べたり、移動できたり、とかは?」

「んーー、できないこともないんだが、、違うところに着いちまったり(転移)、、超音速になってたり(飛行)、、勿論バリア張るけど音速超えるとあまりなぁ、、」


「んーー、聞いてごめんなさい、桁が違いました、、、」

桁が違うズレ具合って、どうなんだろー


ん?そう言えば、、、

「そう言えば、うちの魔法使い、ギルマスに紹介してもらって魔女のところで勉強してますよ?」

「ほう、そんなのがいるんだ、、ギルドに顔出した時、ギルマスに聞いてみるわ」




夜髏死苦砦のお披露目パーティーは、日本人は山梨さんだけなんで、こっちの料理ばかりでした。が、うちから日本食差し入れ。

変形カリフォルニアロールぅ!!(ドラの声で)うどーん!!汁ぅーーー!!具ぅーーー!!肉うどんだけどね。


山さんちから野菜が差し入れられた。肉は森から大量にとれるだろうから、野菜が不足しているんじゃないか?と考慮されたらしく、、

よかった、マヨ作ってきたんだよー、全部おいていこう。


森に接する砦なんで、酒は持ってこなかった。あまり酔うとやばいっしょ?いつ魔獣や猛獣が入ってこないとも、、

って、お猫様がいるからだいじょぶだったあああ!!しかも3匹もっ!!小国軍くらいなら余裕で殲滅できる戦力っ!!って、そう考えると怖いなー(棒w)



まぁそれなりに楽しんで、お泊り。翌日は森さんさく、お猫様の狩りの時間。実際は放置。弄んで要らなくなったのを俺らが回収しているだけw砦に運んでは走って戻り、を繰り返す。依頼一ヶ月分くらい分疲れたわ、、強化しっぱなしだったし、、


帰りは疲れ果てたんで、お猫様の背に乗せてもらい、ゆっくり揺らさずにあるいてもらって帰宅。そんでも俺らが走るより速いか?



で、ここで気付いた。お猫様同士はテレパシー?で遠隔通話できるらしい。俺らとお猫様の会話さえもう少しなんとかできれば、飼い主の意図を伝えてもらえるかも?!!

いや、小田が魔法覚えるほうが速いかも、、、山梨さんは使えるけど、誰につながるかわからん、とのことで、、

超高性能ポンコツ、、、



ちなみに邸は、昔の武家屋敷?完全山梨さんの趣味、というか、なんか他国の様式がほぼ一緒だったんで、大工も惑わずに作ってくれたとのこと。

昔の日本式家屋なので、日常はほぼ開けっぱに近いので、特にネコドアとかつけていないとのこと。「どっかから勝手に入ってくるから」。

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