SSランクパーティでパシリをさせられていた男。ボス戦で仲間に見捨てられたのでヤケクソで敏捷を9999まで極振りしたら『光』になった……
LA軍@多数書籍化(呪具師200万部!)
第1話「すいません、SSランクだけどパシリなんです!」
下記作品、コンテスト参加中!!
評価欄から『☆☆☆→★★★』と、
『作品のフォロー』をお願いします!!!
☆彡 をお願いします!!!
こちら ↓ ぜひとも、見てやってください!
※『犬小屋ダンジョン』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650028886839
─── 本編です ───
『SS』ランクパーティ。
それは冒険者ギルドで認められた最強のパーティの証。
個々の実力だけでなく、それぞれが発揮する力が合わさりまさに『最強』と呼ばれる
そして、俺の所属するパーティも、まさにその最強と称されるSSランクパーティだった。
そのメンバーはと言えば、
鉄壁の護りを誇る
その守りはまさに、鉄壁。たった一人で魔物の軍団を押しとどめたことがあると言われ、『
そして、
人類最高峰の叡智を持つと称される
その魔法はまさに、至高。たった一人で空を覆いつくした
そして、
清らかな心を持ち全てに慈愛を注ぐ聖女教会の
その癒しの力はまさに、神の寵愛。たった一人で小国家群を襲った疫病を鎮めたと言われ、『
そして、最近加入してきた、
裏ギルドの懐刀と噂される孤高の
素性も不明、性別が辛うじて女であるということ以外は、何もわからないが───Sランクパーティの力添えにと、民間側より派遣された凄腕冒険者。
その二つ名を『
その中になってひときわ異彩を放つのが俺…………。
SSランクパーティ「
その気配りはまさに、母ちゃん。たった一人で食事の準備を整え、掃除・洗濯・裁縫・おつかい・子守に塾の先生ッ! そして、ギルドへの調整と事務仕事の的確さに定評があり、パーティメンバーをして『パシリ』だとか『寄生虫』の二つ名を持つと言わしめるほど。
そして、忘れてはならないのが、このパーティのリーダー。
優れた統率をもち、SSランクパーティの要───次代の勇者と称えられる
その剣技はまさに、神技。たったひとりで魔王軍の先鋒を全滅させたと言われ、『勇者』の二つ名を持つ……。
これが、冒険者史上───そして、歴代でも最強と謳われるSSランクパーティ『
そりゃぁ、人並外れた実力をもつ仲間と
ギルドでも街でも───そして、パーティでもそんな風に陰口をたたかれている。
ならば、なんで実力不足なのにパーティにいるのかって?
決まってる───俺がマナックのパーティの初期メンバーだったからにすぎない。
もちろんなのだが、マナックだって最初っからSSランクだったわけじゃあない。
最初はE級から始まり、当時C級だったグエンをリーダーとするパーティから始まったのだ。
10歳以上年上のグエンは、新進気鋭で才気あふれるマナックの面倒をよく見ていた。
先輩として、時には鬼や親の気分で───。
それが冒険の最中。
仲間たちは、一人、また一人と倒れ───あるいは別のパーティに入るなどして結局メンバーで残ったのは俺とマナックだけ。
そのうち、年齢のこともあってか能力的には限界に差し掛かっていたらしいグエンは、徐々にマナックに追い抜かれていき。
……いつしか立場は逆転していた。
そして、最初の内はそれなりに遠慮していたマナックだが、優秀なメンバーがマナックの腕を見込んで参入し始めるにつれ、ついにリーダーの立場は入れ替わった。
──それからは、地獄だ。
あれほど世話をしたってのに、マナックはグエンをまるで奴隷のようにコキ使い始めた。
「オッサン」「オッサン」と小ばかにするのは日常茶飯事。
「さっさと、あれを買ってこい」くらいはまだしも、
ときには肉壁。
ときには囮。
または、古参の仲間がいるギルドの中でわざと罵倒したりと、まぁやりたい放題。
挙句の果てにはパシリ扱いにまで発展するしまつ。
おかげで、ステータスポイントマナックは言いなりに振るしかなくなり、もっていた装備やアイテムも全て取り上げられた。
だがそうまでしてグエンがこのパーティに拘った理由は、創設者としての矜持と愛着。
そして、マナックがいつか変わってくれるかも、──と。
若気の至りとしてほんの少し有頂天になっているだけだ──と、そう思っていたからだ。
そう、理由はただそれだけだ……。
それだけさ───。
─── あとがき ───
※ お願いごと ※
下記作品、コンテスト参加中!!
評価欄から『☆☆☆→★★★』と、
『作品のフォロー』をお願いします!!!
☆彡 をお願いします!!!
こちら ↓ ぜひとも、見てやってください!
※『犬小屋ダンジョン』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます