第498話 蒲公英に冬野のひかり集ひけり

 

 犬がまだ存命だったころ、寒中の散歩に行くと、凍った畦道に蒲公英が1輪。


 清らかなイエローの花びらを凛然とさせ、くっきり鮮やかに咲いていました。


 健気な花を愛おしみ、太陽の光が1点に集中しているみたいな温かさでした。


 

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