第333話 夏暁や病む子のまぶた薄くして
母親にとって、自分の命より大切な子どもの病気ほど気を揉むことはありません。
生来、食が細いタイプで、幼いころ、よく体調を崩した次女は、ただでさえ小柄で華奢な身体がいっそう細くなり、潤んだ眸を包むまぶたが薄く、儚げになって……。
丈夫に産んでやれなかった自分を、いまも責めつづけています。(ノД`)・゜・。
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