第156話 尾の長き鳥を止まらせ実南天


 

 

 

 景に暖色が少ない冬の華といえば、真っ赤な実を鈴生りにさせた南天ですよね。


 シゲキの庭の南天はそれはそれは見事な成りようで、尾の長い小鳥が縦に止まって(笑)美味しそうに啄んでいる様子を観察するのは、冬の楽しみのひとつです。

 

 

                🐤

 

 

 けれど、2月に入ってぐんと日脚が伸び、日中の気温も上がって陽光に春の気配が感じられるようになると、そろそろ赤い実も盛りを過ぎ、代わって希望の象徴の黄色をびっしり付けた連翹れんぎょうが可憐な花を咲かせ始めるようになるんですよね。✿

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