第118話 呼び慣れてホーミーのごと飾売


 

  

 

 歳末の露天通りは、正月の飾りを求める人びとでにぎわっています。といってもコロナ禍の今年は例年の半分ほどの人出とか。みなマスクをして足早に……。🎍


 一種ふしぎな感じの縁起物の売り子の声を聞きながら歩いていたスミオの耳に、むかし、ある書店のイベントで聴いたホーミーの歌声が鮮烈によみがえりました。

 

 

                🎶

 

 

 ゲルで暮らすモンゴルの民族音楽だそうですが、ひとりの口から発せられたとは思えない複雑な声から、大草原を吹き渡る気持ちのいい風がイメージされました。


 あのころはまだ本が売れていて、書店にも余力があったよな、いまはどこの書店も経営が大変だろうけど……高度経済成長、バブル崩壊、まさに夢のごとし。(*_*;

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