mas galf
入間真人間
第1話
今日は皆と山に登って
今日は家に帰ってみたいドラマを見て
今日はカレーと母が言っていた
「おい、なにボーっとしてんだ?」
そう問いかけられ我に返る
今日の番組を思い出していたことを伝え今の状況を振り返る
目の前には見たことがない洞穴
いつの間にかできたのだろうか。
今日は町のそこそこ高くいつも登りに来たりしている山を改めて散策しようと同級生のオタとミリタリに誘われナイフやロープなど持参して朝から二時間ほどだろうか、森を彷徨い野草を取ったり、なにがどこにあるなど地図にマッピングしながら歩いていたら地図にはない、光が入りにくいのだろうか奥が暗い洞穴を見つけた。
「オタは見たことあるでござろうか?」
「ミリタリはみたことあんのかよ。いっつも一緒に来てるんだからあったら報告するに決まってんだろ。」
そう普段からきているはずなのでここに洞穴があった覚えがない。
引き返し野生動物がいるかもしれないので自治会に相談するべきだと話しているとオタは
「いや、ここ数年以上はクマやサル、もちろんオオカミの発見はニュースになってないはず。それなら何もいないと考えるべきだ」
「オタのいう通りでござろう。ここで引き返すのは拙者の好奇心が抑えられないでござる」
んー僕も気になりはするが...
まぁ人間好奇心には勝てない
危ないとはわかりつつ慎重に進む。
以外と深いここはライトを照らしながら進む、湿度が高く、苔が生えていること以外はなんもない。ただきになるので地層や苔を観察しながら進む。元々の入り口が閉まっていて最近なんらかの原因で開いたのなら新種の苔や化石、いろいろなものがあるかもしれない。
もちろんそんなことはないのだが。興奮を抑えゆっくりと進む、20mほど直進し、ほぼ直角にT字路、どこまで深いのだろうか
「オタ、シンどっちに行くでござろうか?」
「右だな」
右へと進むと、何もない。
苔が生えているだけの行き止まりである。
特に苔以外見当たらないので引き返し左の道へと進む
曲がりT字路の手前からでは見えなかった、ここまでとは明らかに違う人工物
扉がある。
特に変哲もない。木の扉である。古い木を接ぎ合わせたものではなく一枚の板でできたような扉である。ただの扉なのだが違和感がすごい。
「シン、ノックでもしてみろよ」
オタがそう言ってくるので、なんとなく無意識にノックをした。
もちろん...なのだろうか?とりあえず返事はない
そのまま開けて入ろうとすると
「シン、それはまずいのではないでござろう。こんないつできたかもわから無い所に住む人はやばいやつでござるよ」
があけてしまったものはしょうがないので進む。
開けて人がいれば謝ろう。
好奇心が抑えられない。それに木のノブには埃がかぶっていた。当分誰も来ていないはずと説明しながら入る
教会だろうか、左右には椅子
まっすぐ進んだ先には台座
正面には神のようなものが祭られている。
「ミリタリはみたことあるか?お前詳しいだろう?」
「ないでござるよ。少なくとも日本神話や西洋の神話ではみたことがないでござるね。まるで悪魔崇拝的なにおいがするのでござるが。」
そんな話をしながら前に進んでいく
まるで観光地に来たら名所をみるように。自然と足を前に進める。
周りの観察をせず
後ろから大きい音が聞こえた
3人で後ろを振り向くが何もない
何もないのである。大きい音の正体はたぶん扉が強く締まる音
が、石壁が何もないことを伝え
目の前がいきなり明るくなる
暗い所から明るいところへいきなり出たような。
なれるまで目が痛い
がここはどこだ、目が慣れ動くあたりを見渡してもなにもない。
3人は声を出そうとするが声は出ない
何分立っただろうか
何時間たっただろうか
何もない空虚な時間を過ごす
精神がすり減っていくのを感じる
が突如それは変わる
目の前が夜のように暗くなっていく
声が聞こえる
何を言っているかわからない
複数の言語で一気にしゃべりかけられる感じだ
体が震え、気が滅入る
ぱっと明るくなったかと思えば
は?と声が出そうになる。
ぼやっとしか見えないが
確実に人ではないモノ
異形の存在
精神がすり減る
人が蚊をつぶすように
邪神の手も3人を蚊のように扱えるような手
こえをだしたくてもだせない
がそんなことはない気がする。
落ち着いてあたりを見渡そうとすると
人ではない声が響き渡る
正確には人から出た声なのだが人のようには聞こえない獣のような悲鳴、叫び
二人が発狂している
あんだけ仲が良かった二人が
吐き気がする
暴れのた打ち回るオタ
それを蹴り噛もうとするミリタリ
人ではなくなった二人を見て
一気に耐えれなくなる
吐くどころか内臓がすべてでてしまいそうになる
頭痛
めまい
動悸
走って逃げたくなる
二人を置いて?がそんなことを考える余裕は
もうどこにもなかった。
目の前が真っ暗になる
[邪神から逃れられたもの]
[幸運]
[見捨てたもの]
[レベルを与えられた者]
持ち物
ナイフ ロープ 軽食
着替え1日分
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