転生するなら人間がいいな〜
獣野 狐夜
序章『転生するなら人間がいいな〜』
「はぁ~…今日もぼっちだな。」
私は今日も一人で帰る。
まぁそれは当たり前だよね、私コミュ障だから喋れないし。
女子高生たちの会話が聞こえてくる。
『ねぇねぇ、もしもぉ~転生するならどんな種族がいいのぉ~?』
もう一人の女子が答える。
『えっと~、私、転生したら人間がいいな~』
『やっぱりぃ~?そう思うよねぇ~!私も転生するならぁ、人間がいいなぁ~。』
最近日本では転生物の漫画や小説、アニメなどがブームになってる。
(私、転生するときの転生先では、人間がいいな…)
まぁ私は女子高生じゃないから関係ないけどね。
何が面白いのかわからないし、そもそも本やテレビは苦手だし。
ネトゲを早くやりたいからささっと食料を買って帰ろう。
とりあえず、私はお惣菜パンや炭酸飲料がたくさん入った袋を抱えて、コンビニを出てからささっとすぐに帰った。
「ふぅ~、やっとネトゲができるわ。」
見てる人からすれば完全に
そうして私はネトゲを始めた。
一時間ぐらいやって、そろそろ飽きてきた頃。
唐突に眠たくなってきた。
うとうとしながら、パソコンの電源を切り、スマホを仕舞った。
そして布団を出して、仕方なく私は夢を見ることにした。
「おやすみなさい…。起きたらいいことが…あります…ように…。」
そうして私はパタリと眠った。
この日、異世界へ転移してしまうと。
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