伯爵令嬢が効率主義の権化になったら ~厄介事(第二王子と侯爵子息)は『効率的』に解決しましょう!~
野菜ばたけ『転生令嬢アリス~』2巻発売中
笑顔で告げる。「対処しましょう」と。
貴族は領地と領民の為に。
それが、セシリアが生まれてからの10年間、両親から教えられて続けてきた事だ。
(私はその考えをとても尊敬しているし、私自身も「そうありたい」と思ってる)
だから別に行きたくもない社交パーティーにだって出席するし、時には我慢だってする。
たとえそれがどれだけやりたくない事であっても、『面倒』な事であっても、『貴族の義務』はきちんと果たす。
そういう誓いを、セシリアは自分に立てている。
でもそんなセシリアにだって、我慢の限界はある。
「――なるほど、そちらがそういうつもりだというのなら話は別です。『面倒』ですが、対処しましょう」
オルトガン伯爵家・第三子、セシリア・オルトガン。
今年社交界デビューを迎えたばかりの彼女は、そう言うと『やらかす』時の父親と瓜二つな顔で笑ってみせた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます