第1話 卵巣腫瘍をざっくりと紹介

卵巣腫瘍、それはずばり名前の通り卵巣に腫瘍、ざっくり言うとできものができるという事です。卵巣は二つあるのでどちらか片方にできるか、もしくは両方ともにできるかどちらかになります。ちなみにその腫瘍が良性ならばただのできもの扱いですが、悪性ならばガンとなりますので、病院で良性だと判断されるまでは決して楽観視されない事をおすすめします。


また、良性である場合でも、残念ながら「良性だったし何も気にしなかったらいいのね!」とはならない事が多いようです。その腫瘍を手術して取り除くか、何もせず様子を見るか(いわゆる経過観察)の最終判断が患者に必要になるので、一度卵巣腫瘍ができてしまうと普段気にかけつつ、時々通院しつつ、の長いお付き合いになる事が予想されます。


そのできてしまった卵巣腫瘍を手術で取り除くか放っておくかどうかはその腫瘍の大きさ、性質、患者本人の体調によります。

医師に相談しながらと言うのが大前提ですが、腫瘍が2、3センチと小さい場合、患者本人が卵巣腫瘍由来で体調が悪化している等でない限り様子見しましょうと言われる事が多いようです。

そのまま腫瘍がその大きさをキープするか、腫瘍の種類によっては幸運にも自然消滅する事も(腫瘍の種類は後述)あるようですが、どんどんサイズが大きくなる腫瘍もあります。その場合、○センチになったら手術しましょうという事になります。大体5センチくらいで切るかどうかの判断を医師がするそうですが、医師により必ず5センチとは限りませんし、そもそも患者の体調に異変があれば手術を早められる可能性もあります。いきなり手術を言われて慌てないように、卵巣腫瘍が小さくても見つかった時点でもしもの手術に備えて情報を集めておかれる事をおすすめします。


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