　この曲は不思議な響き方をします。僕はこの曲をアルバムを通して聞いた時や、プレイリストを通して聞いた時に、強く意識します。あまり単体で、これを聞こう、という感じでは選ばれない。なんというか、乃木坂世界の中継ぎ投手みたいな感じです。

　この曲の世界観は、女の友情、と表現されてますが、こういうとやや語弊がある、適切ではない表現かもしれませんが、男の友情とは少し違う。この作品の友情は、裏切られることとか裏切ることが、軽い内容（恋愛は当人には重くても周りからは軽い、かな……？）で、自在に起こるわけで、それが面白いシチュエーションだなと思います。

　本当にタイトルの通り、口約束って、独特の重さと束縛があって、さすがの秋元康先生の着眼点！って感じです。