第3話 はな★花☆鼻

星の欠片が地に辿りついた時、ついに花が咲く。鼻高々。綺麗なピンクの花びらの上をバースが「ブーーーん」と飛び回る。「ふん」と言いながら花はうつむく。


蟻と蜂の一生の仕事は決まったのに、「わたしは決まらない」とうつむく。


煌びやかな月の影に隠れて、わたしは血から養分を精一杯吸い込む。

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