第2話 第一生
蜂の一生は儚い。蝉の方が儚いと言う人は多いけど、刺したら終わり。土の上空で毎日、種を見ていた蜂の「バース」は一生を見つける。芽の誕生だ。土を突き抜け空へ月へという勢いで両芽を伸ばす。やがて、🌸を咲かす。
バースは刺すことを諦め、差し止める。一生寄り添い見届けることを誓う。
「近い」
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