第55話 魔剣と飛翔
《悪魔の闘士》と戦った後、召喚したモンスターと合流しデスフロッグとドラゴンフライの狩りをした。
そして午前3時に宿屋へと帰還。
《ホルダー》でモンスターカードの合成と新たに入手したカードの確認をした。
モンスターカードはデスフロッグ、ドラゴンフライ共に+99に合繊完了。
召喚モンスターがよく頑張ってくれていることもあったが、初日で完成するとは……
新しいカードはというと……
魔剣士:☆☆☆
飛翔Ⅰ:レア度N ランクB
5秒間空中を移動することができる
【魔剣士】……新しいジョブカードだ。
これを合成しない手はないでしょう。
早速ジョブカードを合成。
しかし今回はジョブ名に変化は現れなかった。
【合成Ⅲ】もそのままだ。
まぁそれはいいとして、新しく追加されたジョブスキルは【魔剣】。
闇の力を纏った剣を行使することができる――というものだった。
何それ。カッコいいんだけど。
早く使いたくてウズウズしてきた。
今すぐに戦いに行きたいところだけど、今日は止めておこう。
さすがに眠たすぎる。
次に【飛翔Ⅰ】。
これはドラゴンフライから入手できたもの、LRクラスまでの合成分は揃っている。
合成してやると【飛翔Ⅴ】に変化し、空中での移動時間が5分まで伸びた。
これで空を飛べるようになったと……これも試したくてウズウズしちゃう!
……よし。仕方がない。
眠たいけど少しだけ使ってみるか。
【帰還】で町の外へと移動し、【飛翔】を発動する。
「おっ」
ふわっと体が浮き始める。
体にかかる重みが消えた……今まで体験したことはないけど、これが無重力ってやつか?
だけど移動するにはどうしたらいいんだろう。
俺はそこで、水の中を動くかのように、平及びをしてみる。
するとスイスイと空中を泳ぐことに成功した。
楽しいぞ、これ。
次にクロール。
平泳ぎよりも速く移動ができるな。
体力は無尽蔵なのでダラデニーに向かって泳いでいく。
力も強いからか、速度は時速100キロぐらい出ているような気もする。
「…………」
しかし、人が空を泳いでいる姿ってシュールだな。
こんな姿みたら、誰でも仰天するよな。
と、そこで【飛翔】の効力が切れ、地面に落下する。
1キロほどの高さから落ちたが痛みはない。
逆になぜか楽しくなりケラケラ笑う俺。
再度スキルを発動させ、宙を浮く。
今度は一度宙を蹴り、上空に向かって移動する。
「おっ。泳がなくても移動できるな」
俺の体はドンドン上昇していき、その速度は弱まることはない。
なるほど。一度動き出すと速度は変化しないと。
そこで動きを止めるため、手のひらを前に力強く突き出す。
すると力の加減が丁度良かったのか、その場にフワフワと浮くことができた。
これは慣れが必要だな。
明日から空中浮遊の訓練をしよう。
後は【魔剣】も使っておくか。
「【魔剣】」
地面に着地し【魔剣】を使用してみると、右手の中に禍々しいほどの黒い刃が現出する。
長さは1メートルほど、ロングソードを握っているような感覚だ。
なんか勇太の【聖剣】の闇バーションって感じがするな。
ブンッと振り回してみると、剣の形を崩すことなく闇が振るわれる。
うん。やはりカッコいいな。
こいつは威力云々は置いておいて、使用していきたい。
よし。明日から剣の武器熟練度を上げることにしよう。
剣の熟練度を上げておけば、魔剣の威力も上がるだろ。
だって剣だし。と浅はかな考えではあるが、もし魔剣と剣の能力が直結していなくても、それはそれで剣も扱えるようになるから別にいいと考えている。
スキルの確認も終わったし、そろそろ宿に戻ろう。
【帰還】で部屋に戻り、最後にステータスを確認する。
島田 司
LV99
ジョブ 合成師++
HP 9800(+39200)
MP 4900(+19600)
攻撃力 9800(+39200)
防御力 3266(+13064)
敏捷 3266(+13064)
魔力 9800(+39200)
運 4083(+16332)
ジョブスキル
合成Ⅲ 召喚 閃光 魔剣
武器スキル
体術 99 弩 99
アクティブスキル
火術Ⅴ 99 水術Ⅴ 99 風術Ⅴ99
土術Ⅴ 99 回復術Ⅴ 3 心術Ⅴ 99
飛翔Ⅴ 5 弱化Ⅴ 33 手加減Ⅴ 99
潜伏Ⅴ 99 察知Ⅴ 99 鷹の目Ⅴ99
障壁Ⅴ 19 帰還Ⅴ 99
パッシブスキル
HP増加(特大) MP増加(特大) 怪力
鉄壁 俊足 超魔力
強運 神の加護 毒無効
麻痺無効 石化無効 混乱無効
誘惑無効 病気無効 魔力消費0
術発動時間0 高速成長
しかし、凄まじい能力値になってきたのものだな。
まだ限界は来ないし、このまま全能力値10万あたりまで目指してみるか?
俺はコロンと横になり、喜びと布団で体を包み込み、眠りに落ちた。
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