第0-40話 身辺警護延長:湯浴み
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「時間も遅いので俺は引き揚げた方が良さそうですね。ここにいても何もできませんし。昨日は助かりましたと
「
「本日は色々ありがとうございました」と長良さんが色々に含みを持たせ、いったのでした。
そして
「美空さんはこのままで、大丈夫なのですか?」とふと疑問に思ったことを口にしました。
「まあこの部屋は暖房は効いておるし、風邪は引かんじゃろう」と
「これくらいで風邪は引くことは無いじゃろう、それに
美空さんは、そのまま寝かされることになったのでした。
私はどうやら、そのままで部屋主不在の部屋で寝ていい、ということになったらしいのでした。
その日は着替えて寝るだけとなりました。
お風呂は、この時間からでは少々遅いと判断し、朝に美空さんと入ることにしますと伝えたのでした。
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そして朝、私が起きたのは応接間でした。服も昨日のままでした。
? と不思議に思いました。
いつここに
車に揺られていたところまでは思い出しましたが、そこから先の記憶がありませんでした。
どうやらいつの間にか寝落ちしたようでした。
昨日の疲れは、どこへやらと言った感じで、完全に本調子に戻っていました。
私が起きたのはいつも通りの午前五時三十分でした。布団は私がいつも寝ているものではなく客間のものでした。
持ち物の確認をします。まずショルダーバッグ、なぜか枕元にそっと置いてありました。
中身にいつもの装備が確認できます。
問題はありませんでした。
まずは、服を着替えるべく自室までいくことにしました。
確か今日は予定は入って無いはずですので一日ゆっくりできると思われたのでした。
自室に入ると
時計を確認すると午前五時四十五分になっていました。
「おはよう、昨日の疲れはある?」とおっしゃられたので、「大丈夫です。疲れは残っておりません」と答えます。
すると「昨日はありがとうって、長良さんが言ってたよ」と教えてくださいました。
「お風呂はいろっか、昨日は遅くまで話があったからお風呂入りそびれちゃったんだ」とおっしゃいました。私も少し寝汗をかいてはいますので、それに同意し
ショルダーバッグを置き、コートを脱ぎ、
ショルダーの中から御神刀を出し、新しい着替えを出すと、着替えを持った香織さんと一緒にお風呂場に向かいます。
すでに湯が張り替えられていました。
ブラウスを脱ぎ、タイツとスカートと一緒に
下着も外し身一つになると下着も洗濯籠へ入れます。
香織さんも同様
そのまま風呂場に入って行きます。
お互い二人並ぶとメイク落としのクレンジングから開始します。
そしてその後、髪をよくお湯で浸してから髪の毛から洗いにかかります。
お互い髪の長さは、ほぼ同じなので同じくらいの時間がかかるのでした。
髪を洗ってからトリートメントを使いしっかりと髪に馴染ませます、その後タオルで覆いトリートメントを定着させにかかります。
そのあと軽くシャワーで体を流し、埃などを流してからお風呂につかるのです。
少し汗ばむくらい体が温まってきたら次はトリートメントを流すと、コンディショナーにで髪をコーティングします。
ここでも少しおきますがわずかな時間です。
そしてコンディショナーを流し切ります。
流し切った後ドライタオルで髪を巻き巻きするのです。
その次にボディーソープの泡で体を洗うのです。
やはり、速度はあまり変わらず二人平行で時間が過ぎて行きます。
二人とも体を洗う手順がほぼ同じなので時間がほとんど誤差程度になるのでした。
そのまま泡を洗い流すと、肌のキメを整える二〇三五製最新の乳液を使います。
ここも同じであるのでした。
黙々とこなし、キメが整うのが感覚的にわかると、洗顔に入るのです。
ほぼ全ての手順が一緒になるというのも珍しいのです。
そういう意味では気が合うのかもしれませんでした。
そして、湯船にそっとつかるのでした。
髪の色こそ、
やはりお湯はいいのです、今日は珍しく透明度の高い温泉の元が入っているようでした。
香りが違うのです。
香織さんは、改めて見ても髪と瞳の色が違うくらいで肌の色もほぼ同じくらいです。
姉妹だったらなあと改めて思うのでした。
やはり歳の同じくらいの姉妹が欲しいと思ってしまうのです。
私は兄弟姉妹はいない一人っ子なのです。
姉妹でないとお風呂に一緒に入ったりできませんから姉妹に
そして時間が過ぎて行き、いつもなら
いつも夜で疲れが蓄積しているから蕩けてしまうのかもしれませんでした。
「そろそろいい時間ね、これ以上つかるとふやけちゃうわ」と香織さんがおっしゃいました。
確かに最新とはいえ乳液を付けなおすのは手間なのです。
「あがりましょうか」と私も同意します。
そのままお風呂場の中で、用意しておいた三枚目のタオルで体を軽くそっと叩くようにポンポンと拭き、水気を払うと髪も残りの水分を拭き落とします。
あとは頭に巻き巻きしてあるタオルを外して、髪をドライヤーの弱温風で軽く整えるだけです。
そして新しい下着を付け、ふと見ると香織さんの下着は色が少々違う白なのでしたシルクだと思われました。
「シルクって着け心地はいいのですか?」と聞いてみます。
「んー、私にとってはこれくらいのほうが丁度いいのだけど、綿に比べると
キャミソールを付け寝間着と一緒に持ってきたトレーナーを着用していきます。
「お
とはいえリップクリームと
私もトレーナーに着替えるとリップクリームくらいは付けるのでした。
そういう意味で少しの違いが出る様でした。
ただ香織さんのメイクはスッと終わるものの様で手馴れておられるようでした。
「寝間着を置きに行ってきます」と香織さんが席を外されました。
香織さんの五鈷鈴は普段から
それを持ち歩いているのでした。
私は御神刀は普段から身につける様に言われているので家の中では漆黒の
そして、直ぐに香織さんが戻ってこられたのでした。
そのまま、一緒に朝ご飯を食べ終えました。
今日は、完全に休日モードでニュースを見たり、新聞に目を通したりしていました。
ニュースでは昨日テロリストがショッピングモールに立てこもったという事件を大きく取り上げていました。
新聞でも同様でした。
するとそこへ、加奈子ちゃんからスマホに電話がかかってきました。
「はい
「昨日の疲れは残っていませんか?」と心配してかけてくださった様でした。
「はい、もう大丈夫ですよ。ご心配おかけしました」と答えます。
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