第66話 安楽死について
*内容がアレなんで、合わない人は気を付けて下さい。*
人はいずれ死んでしまうんだけど、どうせなら苦しんで死にたくはないよね。私だってそうです。多分、苦しんで死にたいもの好きっていないと思うんです。随分前に難病の女性が安楽死を肯定しているお医者さんに頼んで、薬による死を選んだというニュースがあった。日本は安楽死を認めていないから、自殺の手伝いは殺人になってしまうんだよね。大分前にも病気を抱えた思想家だか評論家さんのお弟子さんが、その人の体を縛って入水の手伝いをして逮捕された記憶がある。
医療系に携わる人間として、または個人として安楽死についてどうなのか?って話は時々出るんだけど、自殺じゃない形で死を選べるというのはあっても良いんじゃないかなと考えている。私は死がある種の救済だと思っている。お医者さんも周りも助ける為に全力だし、きっとその人や家族だって生きれるもんなら生かしてあげたいと思うの。でも予後不良で余命宣告を受けて、弱い身体を刺す激痛に苦しむ姿を見ると最期に力尽きるまで耐えて生きなきゃいけないのかな?って考えちゃんだよね。
でね、もし安楽死が導入された時にどんな事が起きるんだろうって考えたの。現実的なのは重度の病気や障害を抱えている人だけの選択にはなると思う。死にたがり屋とかはまず受けれない状態。で、そういった症状を患っている人達や家族の中で人間関係がぐっちゃぐちゃになるだろうね。「私を殺したいんでしょ?お父さん、お母さん…。」「〇〇さん家の旦那さん、安楽死らしいよ…ヒソヒソ」「俺は該当する病気を患っている。つまり生きてないで死ねって事なのかな…。」と先程、死は救済って言ったけどネガティブが蔓延すると思う。
これは分からんけど、万病を治して人を生かすという考えが無くなって、医学の進歩もなくなるかも知れない。どんなに規制が厳しくて該当しなくても、安楽死を求めて病院や役所に人が集まる様を見せ付けれるのかも知れない。どんな状態でも生きたい、生かしたい人達が同調圧力の前に屈して安楽死を選択してしまう流れが出来るかも知れない。そんな中で死刑囚は絞首刑なのかという話も議論されるのだろう。敢えて生かす、それでも生きるが無くなった時に医療や介護はどうなって行くの議論が日々連続で起きると思う。安楽死を許可した、しないで病院が叩かれるて安楽死が通りやすい病院とかそんなのも評価になってしまう。
つまり、社会的に導入は難しいのかも知れませんね。
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