第9話 〈防衛〉
□始まりの町アデーレ:南門/櫓内
あの後会議は終了し、私達は南門にある櫓の中にいる。
「アディ、ジジは連れてこなくてよかったの?」
「あの子は賢いから大丈夫。適当に昼寝したら魔法ギルドの工房に戻ってるさ」
アグラディアさんは現在北門にいる。
南門で戦闘が始まってから、他の門の確認をして南門に来るそうだ。
《ワールド:〈防衛クエスト・始まりの街/アデーレの防衛〉が進行しました》
《ワールド:クエスト参加者は防衛準備を開始してください》
《ワールド:防衛クエスト開始時刻まで残り10分です》
櫓内で魔法を打つ位置を決めるためアディは歩き回っている。
「ん~狭いなぁ。これだと大規模魔法は無理かな?」
「ねぇアディ、狭いとなんで大規模魔法が出来なくなるの?」
「大規模魔法の発動は、ある程度周囲が拓けてないと難しいんだ。
体外に術式を描く場合が多いんだ。視認できる範囲なら歪みも少ないんだけど、
障害物があると精度は一気に落ちる。歪みは暴発の原因だから危険になる」
「へ~。アディ程の人でも大規模魔法は難しいんだね」
「まだまだ修行が足りてないだけさ。最も今回に限っていえば大暴走の進行は、
南門に集中すると予測できるから、魔法連射してれば特に問題はないかな?」
「なんで南門にくるって予測できるの?」
「ホブゴブリンの発見が全て南側に集中しているようだからね。
それに、他の門から見える範囲のゴブリンが南に移動しているのが確認されている
リーダー種か〈統率〉個体が南にいるのは確定だね。ゴブリンの知性は低いから、一番近い南門に真っ直ぐ進行してくるって予測ができるのさ。」
アディと話していると、南門が完全に開門された。
異邦人つまりプレイヤーと思われる集団が大量に外に出る。
一部はPTを組んだ状態でフィールドに出て行ってしまった。
「あれ、いいの?」
出て行った人たちを指してアディに聞いてみる。
「いいのさ。異邦人は死んでも神殿に戻るだけだろう?
門を開けることで、ゴブリンの誘導もできるからちょうどいいのさ。
それに、冒険者は自由だ。命を懸けるも懸けないも、そこら辺は自己責任さ」
アディは冷めた目で見下ろしている。
「そういえば、櫓内にいる異邦人は私だけなのかな…?」
ここまでくる間も、異邦人とすれ違わなかった気がする…。
「そうだね。基本的に異邦人は下にいる人たちの様に門の前で戦闘を行うからね」
「アディ。今更だけど、私ここにいていいの?」
「私の付き添いだから何も問題ない。それに・・・」
アディが無言で草原の奥を指差した。
草原を見てみるが特に何も無いように感じる…
「来たようだ」
どこに?全然見えないんだけど…?
「あぁ、見えないのか。私は視力強化系スキルを持ってるからね。
森の手前い大量の軍勢が集まって来たのが見える。数は10万はくだらないね」
・・・多すぎない?
「あの~あとどれくらいでこっちに付くでしょう?」
「最後尾がわからないから正確なところはわからないけれど、
今見えている軍勢の範囲だと早くて5分かな?」
「早すぎませんか?全然見えないんですけど…」
事実森の所に何か動いてるかも?ってくらいの距離だ。
「魔物は〈統率〉の影響下の際、群れ全体に移動速度の上昇補正がかかるんだ。
・・・ん、ホブゴブリン混成ってことは今回の敵はリーダー種じゃないね」
「そうなんですか?」
「リーダー種がいれば通常種は足手まといだから切り捨てるはずだ。
最低でも上位種に進化させて足並みをそろえるはずだよ」
「なるほど…って言ってる間から森から結構な勢いで来ましたね」
アディと話している間に軍勢の先頭集団は、
森から南門まで距離のうち3分の1くらいまで走破している。
森から軍勢が途切れない…
「そうだね~。数はざっと見だけど100万で見積もっておこうか」
100万最初見えていた10倍?
今見えているのが50万くらいだから、
さらに倍いる可能性があると?
「ゴブリンの混成じゃなきゃ少しばかり面倒だったかもね?
今回は幸いゴブリンの比率が多そうだから、位階〈3〉以上は少数かな?
ほら!討伐部隊も今から出撃する感じみたいだよ?」
アディが指差したところを見てみると、
討伐部隊が黄色い光を纏わせて走っていくところが見えた。
黄色い光ってバフかな…?
・・・残像しか見えないんですが?本当にあの人達本当に同じ人類種ですか?
《ワールド:〈防衛クエスト・始まりの街/アデーレの防衛〉が進行しました》
《ワールド:クエスト参加者は防衛を開始してください》
《ワールド:防衛クエスト開始されました》
森までの距離センターラインで討伐部隊と軍勢が衝突した!
・・・完全に無双ゲーっぽいな。
そのまま軍勢を縦断。森から出てきた最後尾を目指しているようだ。
討伐された残りが更に勢いを上げて南門に突っ込んでくる。
見える範囲の敵の武装は貧弱な物ばかりだ。
ほとんどが素手で腰蓑を巻いているだけだ。
稀に短剣や剣を持った個体も見受けられる。
南門前草原に配置された異邦人達はPTごとに戦闘を行っているようだ。
PT戦闘の様子を見ていると、普通のゴブリンは瞬殺…出来るはずなのだが、
囲って討伐しているようだ。もしかしてゴブリンのレベルが高いのかな…?
取りこぼされたゴブリンは、騎士団が整然と並んでいる所に突っ込んでいった。
装備はお揃いの剣と盾それに全身鎧。肩の所に同じシンボルが描かれている。
南門を八の字で囲うように隊列を組んで、全員赤い光を纏わせ、必殺の意思を込めた咆哮を上げている。ここまで空気の震えが感じられる。
騎士団強いな…ホブゴブリンでも一太刀か。
騎士団のラインで敵の勢いが止まっている。
アディは両手に魔法陣を描き、威圧感のある笑顔を見せている。
「君はゴブリンが多いところに魔法を打ち込んでいってね?
私は基本的にホブゴブリン以上を狙い撃ちするからね」
無言で首肯し、即座に魔法の用意に入る。
使うのは〈火属性:ファイア〉を球状をイメージして展開する。
〈ファイア・ボール〉といったところかな?
1秒ほどの溜めを感じて放たれたのは、直径20cm弱の火の玉だった。
速度は時速60kmくらいかな?〈エナジー・ボルト〉よりだいぶ遅い。
凡そ狙った場所に当った。
‷ドォーン‴
爆音が響いた。想像以上の範囲と威力だ。
浅く草原が抉れ、地面が露出している。
爆発範囲は直径約20m弱?
60匹位だっただろうか?一気に討伐できてしまった…
ホブゴブリンは生き残っているが瀕死のようだ。
魔力効率素晴らしいな…
「うん。いい感じだね。敵が集まるまで撃たなくていいからね。
MPの節約をしながら、確実に処理していってね?」
横目でアディを見ると、魔法陣からは青い炎が揺らめいている。
いや、揺らめいて見えるのは速すぎて見えないからだ。
揺らめいた次の瞬間、青い炎が残像を残しながら飛翔する。
青い炎は着弾した瞬間消え去り、当たった対象も同じく消え去っている。
「あの、アディ?」
「なぁに?」
視線を敵集団に向けた状態で返事を返してくる。
「その魔法はなに?」
「範囲魔法だと味方も倒しちゃうから、単体攻撃魔法を使ってるのさ。
範囲魔法が見たかった?ごめんね?さすがに騎士団蒸発させちゃまずいからね」
違う…聞きたいのはそれじゃない…ってか範囲魔法使うと騎士団蒸発するのか…
さすがレベル590なのか・・・?
ゴブリンが集まっている所に今度は、
〈風属性:ウィンド〉の斬撃を試してみる。
〈ウィンド・カッター〉と呼ぼう。
10匹程を狙って!
発射!
射角が付いてるから、敵を貫通したが、そのまま地面に当ってしまった…
しかし、ホブゴブリンも確実に切断できている。
威力は〈ウィンド・カッター〉の方が強いのかな?
手元では横幅約20cm厚さ約2cm程の薄緑色の新月の様な斬撃の形をしている。
新月の横幅が撃ってから徐々に広がり、最大横幅約20m厚さは約20cm程。
速度は〈エナジー・ボルト〉より気持ち遅いかな?
ゴブリンの掃討には〈ファイア・ボール〉の方が有効みたいだね。
50匹前後の集団に〈ファイア・ボール〉打ち込むだけの簡単な作業だ。
MPが無くなってきたらあの不味い初心者用MPポーションを使用している。
ゴブリンの遠距離攻撃は投石のみだから、よほど運が悪くなければ当たらない。
◇◇◇
〈ファイア〉を集団に撃っているだけ。
単調な作業に慣れてきた。
気が緩み始めた瞬間、南門から歓声が上がった!
…驚いて周囲を確認するが特に変わりない。
「ふふっ。そろそろ終わりのようだね」
アディは魔法陣を消して観戦の姿勢だ。
「アディ。何があったの?」
「討伐隊が目標を討伐したようだ。ほら!森の奥から出たみたいだよ?」
言われてみれば!森まで続いて居たゴブリンも、今は途切れ途切れになっている。
森の近くに黄色い光がぼんやり見える。
黄色い光は凄まじい勢いで、進行方向のゴブリンを削っている。
青い光りが発生し収束したと思ったら、空に[蒼白い大きな大剣]が現れた。
次の瞬間!森からセンターライン付近までゴブリン達を横に両断した!
・・・奥に行った異邦人巻き込まれて無いよね?
「アディ…あの大剣どっから出てきたんでしょうか…?」
「あれは魔術剣だね。複合Jobの話を覚えているかな?
魔力使い系Jobと剣使い系Jobを一定以上極めた場合なることができる
複合JobのJobスキルだね。普通はゴブリン相手に使わないよ?
よっぽどストレスが溜まってたのかな?」
「アディのせいでは・・・?」
「・・・なんで?」
心底不思議そうに首をかしげている。
「まぁいいや。後は見てるだけで終わるだろうね」
アディの発言を待っていたように、南門から森との中間地点上空に黄金に輝く矢が放たれ、目的地上空で発光し、空に大きな魔法陣が描かれ、魔法陣からは黄金に輝く矢が大量に放たれた。矢を放つ度に魔法陣は光を失い、遂に消えてなくなった。
「あれはアグラディアの複合Jobのスキルだね」
「アディも同じようなことできる?」
「ん~私は基本的に召喚系Job特化だから、残念ながら出来ないかな?
でも、威力だけならあれ以上のものが使えるよ?」
「あれより威力が高いって…アディも凄いね」
「そう?まぁいいわ」
アディは照れたように頬を赤く染めている。
「もしかしてアグラディアさんって凄い人?」
「ん~?まぁ凄い人ではあるかな?」
アディのアグラディアさんの評価が透けて見える。
◇
アグラディアさんたちの掃討から5分程で、後は小規模な群れが残るのみになった。
「残りは残党処理だけだね。後は騎士団がやるでしょう。私達は戻るとしようか」
アディに先導され櫓を後にした。
それにしても、40分で100万近い軍勢の討伐が終了って…
ゴブリンが弱すぎるのか、それとも味方が強すぎたのか、さてどちらだろう?
・・・どちらもかな?
◇
工房に戻る途中でワールドアナウンスが表示された。
《ワールド:〈防衛クエスト:始まりの街/アデーレの防衛〉が成功しました》
《ワールド:〈防衛クエスト:始まりの街/アデーレの防衛〉が終了しました》
《ワールド:統計終了後ランキングが公表されます》
《ワールド:イベント/取得経験値がBOXに配布されました》
《ワールド:統計が終了により参加者はBOXに報酬が配布されました》
《ワールド:報酬はゲーム内時間24時間後までBOXに保管されます》
《ワールド:BOX内の報酬は規定時間後消滅します》
《ワールド:規定時間以内に受け取らなかった場合一切の保証は行われません》
《ワールド:詳細はヘルプをご覧ください》
特に関係しそうな情報はBOXに報酬があるってだけかな?
アディの工房に戻り、今は休憩と称しお茶を飲んでいる。
アディが手ずから紅茶らしきものを注いでくれた。
紅茶の香りは柔らかく華やかで、リラックスできる。
いくらか花の香りがする角砂糖を加えると、また違った印象を受ける。
美味だね。もしかしたらリアルの味覚より鮮明に感じるくらいだ。
「そういえば君は今日の宿を確保してあるのかい?」
言われてからふと考える・・・宿・・・宿!?
「確保してないです。全然考えてませんでした。今から確保してきます!」
慌てて立ち上がろうとすると、アディから提案を受けた。
「せっかく弟子になったんだから、よかったら工房の仮眠室を使わないかな?
ベッド以外何もない部屋だけど、異邦人の眠りで長い間使えなくても大丈夫だからね?代金は時々ポーションを作るのを手伝ってくれればいいから。ね?」
「本当にいいんですか?」
「弟子なんだ。それくらい甘えなさい?仮眠室の場所は工房入口の右手側の部屋がが今日から君の仮眠室だ。そうそう!工房奥の扉は侵入者対策の魔法が付与されていて、とても危険だから近寄らないようにね?」
真顔で忠告してくる・・・
「ちなみにどんな侵入者対策があるのか聞いてもいいかな?」
「そうだね。知っておかないと返って危険かな?
例え異邦人の様な特殊性の高い相手でも、24時間は対象の周囲の空間ごと時間を凍結する。だから、侵入しようとする不審者は放置して近づかないようにね?
あなたも巻き込まれちゃうからね?それに24時間後強制的に死亡状態になるし、
外部からの解除出来ない様になってるから、本当に気を付けてね?」
24時間の空間凍結って、異邦人だとどういう状態になるんだろ…?
「了解…その空間凍結ってログアウトってできるんですか?」
「ログアウト?…あぁ、異邦人の眠りのことかな?それを行ってる間はカウントが進まないみたいだね。魔法の対象は「魂のある存在」と定義しているからかな魂が抜け出る〈異邦人の眠り〉の状態は魔法待機状態に入るからなのかな?多分ね」
エグイ・・・強制的にゲーム内時間24時間の拘束後、強制デスペナ
そこまでする必要があるって、何を想定してるんだろう…?
「うん。そろそろ夕飯の時間だね。今晩は何かご馳走してあげようかな?
何か食べたいものはあるかな?大体の希望はかなえられるはず!」
「異邦人って食べなくても問題ないですよ?事実今日は何も口にしてませんし?」
「ん?そうなのかい?味が感じられないとかなの?そうじゃないなら食べた方がいいと思うんだけどなぁ。異邦人は昔の文献に記されている情報しか知らないから余り詳しくないけど、食べないと私達と同じように死亡するはずなんだけど…?」
・・・え?
「ちょっと待ってください調べてみます!」
ヘルプ画面を急いで開いて、食事…食事っとあった。
ヘルプ
食事:一定時間ごとに食事行わないと〈状態異常:飢餓〉になる。
※食事を行うことで〈空腹値〉が解放される。
※調理・料理系スキルの生産物が対象。
※ログアウト中は〈空腹値〉が減少しません。
〈空腹値〉50%未満:HP/MP/SP回復速度減少
〈状態異常:飢餓〉
〈空腹値〉〈0〉以降、徐々にSPの最大値が減少する。
SPが〈0〉になると、HPの最大値が徐々に減少をする。
HPが〈0〉になると強制死亡状態となる。死亡待機時間は発生しない。
※食事を行わない限り〈状態異常:飢餓〉は回復しない。
簡易ステータス
HP:45/45
MP:108/336
SP:81/81
状態異常:飢餓
ヘルプを読んで慌ててステータスを確認すると、飢餓の状態異常が発生していた。
最大SPの最大値が減少している…
アディは私がヘルプで確認している間、こちらを興味深そうに観察している。
「どうだった?食事は不要だったのかい?」
「いえ、必要みたいです…。」
「ふむ、やはりそうか。まぁいい。話を戻すが、何か食事の希望はあるかい」
「ん~。特にないですね。敢えて言うなら、肉が食べたいです」
「ふむ。ではついてきたまえ!」
自信満々に先導してくれるが…
見覚えのあるててもの前でこちらを振り返った。
そう。冒険者ギルドだ。
「今日はここの酒場でご馳走しようじゃないか!」
◇
魔法ギルド:アデリアーナの工房/仮眠室
アディには冒険者ギルドの酒場で串焼き定食をご馳走してもらった。
丸パンが食べ放題に、兎肉の串焼きが5本、そして酒orジュースのセットだ。
ちなみに私はオレンジジュースを頼んだ。だって下戸だから…
食べる前に鑑定してみた。
丸パン/9〈1〉:兎肉の串焼き/7〈1〉:オレンジジュース/7〈1〉
内容がこちら。
丸パン/9〈1〉
〈1〉時間の間、HPに〈9〉の追加補正
兎肉の串焼き/7〈1〉
〈1〉時間の間、STRに〈7〉の追加補正
オレンジジュース/7
〈1〉時間の間、MIDに〈7〉の追加補正
うん。少しだけステータスに補正がかかる。
防衛戦の前に食べればよかった…
アディは早々に食べ終え、ギルドで酒を瓶で2本購入していた。
食べ終えると、2人で魔法ギルドに戻ってきた。
そろそろアディは休むらしい。
仮眠室を自由に使っていいと言い残し、自室に引き上げていった。
ゲーム内時間は約20時。
この世界の住人は寝るのが早いんだな…
リアルでは約21時45分
今日はそろそろ落ちようかな…?
その前に!イベントの報酬受け取っておこう。
まずは経験値から。
《レベルアップ:【種族:ヒューマン/8】〈1〉》
《種族レベル上昇によりステータスポイントを〈1〉獲得しました》
《レベルアップ:【種族:ヒューマン/9】〈1〉》
《種族レベル上昇によりステータスポイントを〈1〉獲得しました》
《レベルアップ:【種族:ヒューマン/10】〈1〉》
《種族レベル上昇によりステータスポイントを〈1〉獲得しました》
《レベルアップ:【種族:ヒューマン/11】〈1〉》
《種族レベル上昇によりステータスポイントを〈1〉獲得しました》
《レベルアップ:【魔力使い/7・薬士/4】〈1〉》
《Jobレベル上昇によりJPを〈2〉獲得しました》
《レベルアップ:【魔力使い/8・薬士/5】〈1〉》
《Jobレベル上昇によりJPを〈2〉獲得しました》
《レベルアップ:【魔力使い/9・薬士/6】〈1〉》
《Jobレベル上昇によりJPを〈2〉獲得しました》
《レベルアップ:【魔力使い/10・薬士/7】〈1〉》
《Jobレベル上昇によりJPを〈2〉獲得しました》
《【魔力使い/10】到達によりステータスポイントを〈1〉獲得しました》
《【魔力使い/10】到達によりJob補正基礎値が上昇しました》
《レベルアップ:〈魔力操作/7〉》
《レベルアップ:〈魔力操作/8〉》
《レベルアップ:〈魔力操作/9〉》
《レベルアップ:〈魔力操作/10〉》
《レベルアップ:〈術/6〉》
《レベルアップ:〈術/7〉》
《レベルアップ:〈術/8〉》
《レベルアップ:〈術/9〉》
《レベルアップ:〈術/10〉》
《レベルアップ:〈魔力術/2〉》
《レベルアップ:〈魔力術/3〉》
《レベルアップ:〈魔力術/4〉》
《レベルアップ:〈魔力術/5〉》
《レベルアップ:〈魔力術/6〉》
《レベルアップ:〈魔力術/7〉》
《レベルアップ:〈属性適正/2〉》
《レベルアップ:〈属性適正/3〉》
《レベルアップ:〈属性適正/4〉》
《レベルアップ:〈属性適正/5〉》
《レベルアップ:〈属性適正/6〉》
《レベルアップ:〈属性適正/7〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/2〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/3〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/4〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/5〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/6〉》
《レベルアップ:〈火属性魔法/7〉》
《レベルアップ:〈風属性魔法/2〉》
《特殊条件:〈魔力操作/10〉により〈無属性魔法〉が解放されます》
一気に来たなぁ…
続いてアイテム!
《アデーレ守護勲章/1〈1〉:アデーレ防衛クエストに参加し、完遂した証》
《ランダムBOX》x10個
《魔石:ゴブリン》x473個
うむ。経験値の後だとしょっぱく感じるな。
《魔石》473個って、私だけでそんなに倒したのか…?
まぁいいや。持ち歩いても意味なさそうだし、仮眠室の隅に放置だな。
アデーレ守護勲章を〈鑑定〉
守護勲章/1〈1〉:アデーレ
防衛に参加し、完遂した証:媒体/指輪
※アデーレの住民:好感度上昇補正
※右手:小指にのみ装備可能
ん?好感度上昇補正って効果それだけ?
折角だから装備しておこうかな。
ランダムBOX:???
開封すると、ランダムでアイテムが貰える。
※開封するまで中身不明
説明短いね。まぁいい。
中に何が入っているかは不明みたいだし、
《ランダムBOX》は貯めておいて、後日開封するとしよう。
これも仮眠室の隅に積み上げる。
今日の所はログアウト!
◇
NAME:
RACE :ヒューマン/11〈1〉
AGE:15 /15〈0〉
Job:魔力使い/10〈1〉
Sab:薬士/7〈1〉
残JP〈8〉
HP:45 〈0〉
MP:199〈28〉[+60][+10][+100]合計値:397
SP : 90 〈10〉
STR:(筋力) 5 〈〉
VIT:(頑強) 5 〈〉
AGI :(敏捷) 5 〈〉
DEX:(器用 ) 14〈2〉
INT:(知力) 31〈6〉
MID:(精神) 15〈2〉
LUC:(幸運) 5 〈〉
残ステータスポイント〈5〉
スキル
Job
魔力系
〈魔力操作/10〉〈術/10〉〈魔力術/8〉
〈属性適正/8〉
〈火属性魔法/7〉〈風属性魔法/2〉
生産系
〈調合/2〉〈錬金〉
Status
〈器用強化〉〈知力強化〉〈精神強化〉
Common
〈採取〉〈植物知識/2〉〈鑑定〉〈識別〉
称号
〈術〉の入門者/1〈1〉:MPに〈術〉x10の追加補正
〈魔力〉の入門者/1〈1〉:MPに魔力系スキルx10の追加補正
〈火属性〉の入門者/1〈1〉:火属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈風属性〉の入門者/1〈1〉:風属性使用時、消費MP:〈1〉減
〈魔法使い/見習い〉/1〈1〉:魔法スキル使用時、消費MP:〈1〉減
〈アドリアーナの弟子〉/1〈1〉:MPに+10補正
※消費MP:〈1〉以下にはならない
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