第13節 外散歩

第129話 志惟七ちゃん散歩

☆50 志惟七ちゃん散歩

2003/08/28 Thurs.(生後95日)

志惟七ちゃんお散歩デビュー!


午前四時半に主人を起こして、志惟七ちゃんのお散歩に出掛けようと誘いましたが、まだ早いし、暗いし、寝ていたいから後にして欲しいと言われました。

私は、志惟七ちゃんのケージやホーランドロップイヤーラビットの佐祐ちゃんや姫ちゃんのケージの掃除をしました。

志惟七ちゃんは、大便の一部を隠していました。

故意ではなく、自然とそうなったと思いました。

結局、五時二十四分に主人と私とでお散歩に出掛けました。


志惟七ちゃんのお散歩デビューです。


まず、志惟七ちゃんに餌をやりましたが、食べませんでした。

次に、リードを付けて暫く様子をみました。

主人に言われて大便を取るロールペーパーとコンビニ袋を持ちました。

それから、下の階まで志惟七ちゃんを私が抱っこして降ろしました。

そこには父が居ました。

志惟七ちゃんを見て大きくなったと言っていました。


いよいよ、外出です。


玄関に志惟七ちゃんを降ろすと動きませんでしたので、抱っこして、玄関の外に出しました。

まだ、踏ん張っていたので、抱っこして門扉の外へ連れ出しました。

そうしたら、志惟七ちゃんの顔色が急に明るくなって、私が、「Let’s go!」、「志惟七!」と言うと、志惟七ちゃんはおそるおそる歩き出しました。

主人は、「変な掛け声は止めて欲しい」と言いました。


3m程歩いた所で、お隣で大型犬を二頭飼っていらっしゃるNさんにお会いしました。

「何ヶ月なの?」と訊かれたので、「三ヶ月ですよ」と主人が答えると、「じゃあ、お散歩始めたばかりなのね」と仰いました。

「ええ、今日からなんですよ」と私が言うと、「あら、そうなの?」と笑っておられました。

「雄なの? 雌なの?」と訊かれたので、「女の子ですよ」と私が答えると「じゃあ、大人しいわね」と仰いました。

大人しいといいのですが、志惟七ちゃんはどうなのかしら?


それから、挨拶をして別れました。

お隣のNさん宅も、仕事上早起きなのです。


志惟七ちゃんはそれから時々、道端にあるものに興味を示したり、急に抵抗して這い蹲ったり、そうかと思うと走り出したり、やはり歩いてみたりして、お散歩をしていました。


自宅からコンビニの方へ行き、ポストの方へ行き、Nさん宅を回って自宅に着くコースでした。


志惟七ちゃんは、Nさん宅の前は這いつくばって、全く動こうとしなかったものですから、私が抱っこして自宅の門扉の中に入れました。

それから、玄関までは自力で行かせようとしましたが、玄関の手前で止まってしまいました。

私が、大便を取る為の袋をガサガサと振ると玄関の中に入って来て、上がり口まで来ました。


お散歩をよく褒めてやって、二階のペットルームまで抱っこして連れて行き、ケージに入れて休ませました。


餌をまだ食べないのでおかしいと思っていたら、主人が水が入っていないことに気が付き、入れてくれました。


午後三時半にも、涼しかったので、私一人でお散歩へ行って来ました。

早朝と同じコースでした。

志惟七ちゃんは、人が気になるようでしたし、車が多くて危険でした。

嫌な用事を思い出し、Nさん宅前で這い蹲っている志惟七ちゃんを抱っこして帰宅しました。

慌しかった感じがしました。

その後、約束を守らない相手方に頭に来て、時間のロスをさせられました。


志惟七ちゃん、お散歩は楽しかったですか?


私は志惟七ちゃんとお散歩できてよかったよ……。

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