第79話.終末の正体③
「ウザいから、わたしが自ら神狩りしちゃった」
女はケラケラ笑い、動かない
そして、彼の体を
「さすがは、アリア。余計な手を煩わせてしまいましたねぇ」
正岡が彼女を拍手で迎える。
「……貴様が
贄村がそう言うと、アリアは狂人のように笑った。
「さて、貴方のお仲間である先導者は今頃、
正岡は勝ち誇ったように不敵な笑いを見せる。
「正岡、別にあなたが手を下さなくてもわたし一人で十分よ。神と悪魔、両方とも屠ってやるわ」
アリアは贄村をせせら笑うと、華奢な腕にもかかわらず、手に持っている鎖付きの錨を回転させた。
贄村が冷徹な目でアリアと対峙する。
一触即発の緊迫した空気で満たされる学園祭実行委員会室。
だがその時、贄村の背後で勢いよくドアの開く音がした。
正岡とアリアの目が、そちらに逸らされる。
贄村も振り向いた。
そこには二人の女が立っていた。
「これは……!」
声を発したのは、贄村側の先導者である
そしてその彼女の隣には、天園側の先導者である
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