3話、能力《スキル》

気が付くと俺は森の中に立っていた、まず周辺を見て確認すると、森は地球とほぼ同じだったが空が違った、青い空に太陽が1つ、月が3つ見える。


月は太陽と並んであり、まるで金魚の〇ン状態だった。


耳を澄ますと、近くで水の流れる音がするので水の確保のため、そちらに移動しつつ新しい体を確認する事にした。


地球に居たときは運動もろくにしなかったからブヨブヨだったのだが、新しい体はそれなりに筋肉があるようだった、服はRPGに出て来そうな旅人の服だ、次に視界の隅にチラチラと見えている髪の毛だ、色は白?


水の音に近づくと小川が流れており少し先には池もあった、池に近づき、池に反射した自分の顔を確認する。


「マジか!童顔じゃねえか!!しかも白髪!」


池に反射した俺の顔は8歳ぐらいで、目鼻がすっきりした顔立ちの彫の浅い美少年で白髪の少年だった。


「もしかして神様は、聖女様の趣味に合わせてくれたのかな?それなら聖女様ってショタ好き!?」


などと言いつつ次に神様に言われた方法で自分の能力スキルを確認する。



名前:新崎友哉しんざきともや

年齢:15歳

種族:ヒューマン〔魂は人間〕

Lv1

HP: 10/10 

MP:  7/7

筋力: 13

体力: 15

精神: 9

知力: 14

器用: 8

運 : 12


《スキル》一覧

《言語理解》0言語

《サポーター》Lv1/10

《荷物持ち》Lv1/10

《肩掛け運搬》Lv1/10

《手荷物運搬》Lv1/10

《イベントリー》Lv1/10

《アイテムBox》Lv1/10

《聖女への思い》Lv0/10



「スキルの下の▼ってなんだ?それに…最後のスキルはなんだ?・・・あ!おまけ《スキル》も付けてくれるって言っていたな、たぶんこれの事だろうが、…なんだか嫌な予感が・・・・、チートは諦めるように言っていたが、イベントリーとアイテムBoxだけでもチートだと思う。」


とりあえず上の▼から意識を集中してみた。



《言語理解》0言語

 〔耳にしたヒューマンの言語を理解し話せるようになる〕


「異世界と言ったらやっぱりこれだね!」


《サポーター》Lv1/10

 〔戦闘時サポートする〕

 〔有効範囲内にいる仲間に適切にアイテムを投げ渡せる〕

 〔戦闘を把握し簡単な指示を出すことが可能〕

 〔有効範囲10m〕


「範囲は狭いがLvが上がれば使えるな。」


《荷物持ち》Lv1/10

 〔リュック、背負子しょいこなどの道具を使い大荷物を背中に背負い運べる〕 

 〔最大50㎏〕


「Lv1で最大50㎏か、ラノベとかだと荷物は100㎏超えるってあるから微妙だな」


《肩掛け運搬》Lv1/10

 〔肩掛け袋、天秤棒などの道具を使い肩に荷物を乗せ荷物を運ぶ」

 〔最大25㎏〕


「天秤棒の棒で攻撃できないかな?…《スキル》が無いから難しいか。」


《手荷物運搬》Lv1/10

 〔手による荷物の運搬〕

 〔片腕最大5㎏〕

 〔両手に荷物を持っているとイベントリー、アイテムBoxを使うことが出来ない〕


「いやいや、これは普通にできるし!ただ両手が塞がるとイベントリーやアイテムBoxが使えないのが痛いな。」


《イベントリー》Lv1/10

 〔指定亜空間内に荷物を保管できる〕

 〔高さ1m 横1m 奥1mまで、最大50㎏〕

 〔イベントリーを開封時にMP1を消費〕

 〔アイテムBoxに収納可能品を移動できる、移動時にMP1消費〕

 〔生き物不可、時間経過ナシ〕


「保管空間の制限は少し狭いな、しかも重さ50㎏か、《荷物持ち》と両方合わせればいけるかな?」


《アイテムBox》Lv1/10

 〔手のひらサイズの物を最大数、亜空間に保管できる〕

 〔最大10個〕

 〔アイテムBox開封時にMP1を消費〕

 〔イベントリーに物を移動できる、移動時にMP1消費〕

 〔生き物不可、時間経過アリ〕


「最大10個か~しかも手のひらサイズ…全体的に微妙…」


《聖女への思い》Lv0/10

 〔聖女への思いが強いほどヤバイ奴になる〕



「ちょっと待て~~~!!!最後の《聖女への思い》のヤバイ奴ってなんだよ!!神の奴、俺を聖女様のストーカーにさせる気か!!!」


頭を抱え大声で怒鳴ってしっまた…すると【ガザガザ】と近くの茂みが動いた。

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