大好きな聖女様、僕と付き合って下さい!
ジント
プロローグ
1話、テンプレ
俺は、
ある日、学校の帰宅中にトラックがこちらに突っ込んでくるのが見えた。
「もしかして、テンプレですか~~~~~~【ドン】」
と叫んでトラックに激突されて気を失った。
気が付くと白い部屋にお爺さん?らしき人が僕の10m前に立っていた。
(テンプレですね~~~!テンプレグッジョブ!!)
「やっと来た、待っておたぞ!!これでわしも憧れのあの言葉が言えるぞ!!」
このお爺さん?なんでこんなに喜んでいるのだ?それに憧れって?
「うぉほん!!よく来た、新崎友哉君、わしは異世界管理者、いわば神だ!」
「君は地球ではトラックに激突され死んだことになっておる!」
「そこで私が君を、ここに魂を召喚した!」
「私が管理をしている場所に行ってもらうのだが、そこは剣と魔法の世界じゃ、もちろんテンプレ道理にチート能力も授けるぞ!」
「もちろんあっちに行って何かして欲しいとは言わん、好きなようにこれからの人生を楽しむがよい!」
「く~~~~~言えたぞ、憧れのこの言葉を!!!」
めちゃめちゃ感動しながら震えていた。
(うは、テンション高!)
「へ?神はいいとして、憧れの言葉…?」
(いや、良くないのだが、憧れの言葉の方が気になる。)
「うむ!我々神の中でも地球のラノベが流行っていていな!この言葉を言いたくてウズウズしていたのだ!!」
めちゃくちゃ笑顔で言っている。
(神様の元でも流行るのだ!さすがラノベ!…てか、もしかして・・・)
「・・・もしかして、その言葉を言いたいがために、わざと事故を起こした?」
「エ!!ソンナコトシナイゾ」
核心を突いたのかいきなりきょどり始めた。
「なるほど、犯人はお前か!!」
あまりのきょどり様に犯人と過信して、自称神を指さし僕も言いたかった、某マンガ名探偵の決め台詞を言った。
(本当は、犯人はお前だ!!なのだが、この際決められればいい!!」
「すみませんでした~~~【ズザザザザ~~~】」
謝りながらスライング土下座をして僕の5m前まで来た。
「どうせテンプレ道理なら地球に帰れないのだろ?」
帰還を諦めこれからの事を考える。
「う、・・・うむ、出来ない。」
土下座しながら申し訳なさそうに言っている。
「ハァ~、仕方ない…で?」
「うむ、テンプレ道理、私が管理している場所なら、転生でも移転でも選べるぞ?」
「え?選べるのだ…ラベノだと選れないはずだよね?」
「ラベノだとな!無理やり来てもらったのだから好きな方を選んでよい、もちろん管理している場所を破壊しない程度のチート能力も選んでいいぞ。」
「なんだか開き直っていない?…まぁいいか、剣、魔法、ポーション、ありありなんだよね?」
「ありありだとも!!」
「・・・まさか魔法は某ラノベみたいに、一生かけて研究してやっとロウソクぐらいの火ってことないよね?」
「ないない、バンバン使える!」
「バンバン使えるのか~テンションが上がる~!」
今度は僕の方がテンションが高くなっていた。
「それで、どうするのじゃ?」
「ん~、どうしょうかな?…あ!!今から行く場所ってモニターとかで見られない?」
「見たいのか?ん~本来はダメなのだが迷惑を掛けたしな、特別だぞ?」
と言い土下座を止め立ち上がり、手を横にかざすと、モニターらしきものが現れた。
「管理者が地上の様子を見るためのものじゃ、今から映すぞ。」
モニター?からは、中世ヨーロッパ風の街並みや南国など、いろんな人々の生活の様子を色々映し出していく。
「ここからは冒険者を映すぞ。」
そこに映し出されたのは、剣と魔法が行きかう戦場だった。
グロテスクな映像もある中で、1人の女性が映し出された。
その女性は、淡い白色の光を放ちながら次々と、冒険者の傷を癒しつつ戦っていた。
僕は思わずこの人に目が釘づけになった
その女性は、フード付きの白い修道服を着た人で、少し幼い感じだが、目鼻がくっきりした顔立ちでスカイブルーの瞳、白銀の髪の毛を持ち、体系も出るところは出て引っ込むとこは引っ込んでいる、とても魅力的な女性だった。
「・・・【ゴックン】こ、この人は?」
この女性を見てから、目が離せなくなり、同時に緊張してきて生唾を飲み込みながら言った。
「あ~この子は聖女じゃよ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます