第9話 ひめごと

隣にいる松井さんは

顔を赤くして、汗ばんで僕の腕にいた


彼女の吐息と少し香る甘いフルーティな香水に

僕はよっていた


久しぶりなんだ  と僕はくちびをきった


私も


ケーキより先に松井さんたべちゃたね 


ほんと、焦りすぎ!と彼女は笑った


なんで2年も一人だったの?


色々あって、仕事に逃げてたの私


なぜ、僕だったの?


優しそうだったから!ホテルの女子でも


話題になってたの?


僕が?へー意外だ


前の彼 彼女は重い口調で話しはじめた


彼 DVで私、何回も殴られたの


僕は記憶が遠退き。フリーズした 汗は一気に引いた


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