純恋歌
テンボー
序章 出逢い
これは、俺が彼女と出逢った事を綴った物語。
気づけば20歳だった。自堕落に生活し、学校にもまともに行かず、高校卒業してからは大学に行かず、仕事すら探さず親のすねをかじりながら生活する日々。ああ。なんて惨めなのだろう。これは神様とやらが下した天罰なんだろうか。気づけば俺は家族を亡くし、一人ぼっちだった。もうこんな人生なんてうんざりだ。どうしてこんなことになってしまったんだろう。考えようにも考えられない。じっと床を見る。腹が鳴る。そういえば2日程何も食べてなかった。風呂にも入ってなかった。そろそろ何か食わないと死んでしまう。
冷蔵庫を開けるが何も無い。出前を頼もうと携帯を開くとメッセージが1件来ているのに気付く。
これが、俺と彼女との、出逢いだった。
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