改稿は新作よりも難しい
昨日、悶々としていた改稿がやっと進んでスッキリしているかしこまりこです。
改稿といっても、もともとのネタを視点を変えて二倍の長さにして書き直すことにし、さらに最初の展開とぜんぜん違う方向に進んでしまったため、新作といっていいくらい原型とどめてないんですけど、ネタは一緒です。
私は小説を書いているとき、自分が書きたいもののテーマはよくわからないで書いています。書いたあとに、「こういうことが書きたかったんだ」と気づきます。改稿は、そのテーマをもっとわかりやすくするように書いています。(西さんのコメントからパクりました。)
私の中では、もう吐き出しちゃったことなんですよね。一回スッキリしているんです。なので、初稿のときみたいに、「この気持ちをどうしても形にしたい」みたいな勢いがありません。
一度勢いで書いてしまった後でも、細かい表現だとかは、悦に入って読みながら、チョコチョコ延々と直してしまうんですが、大幅に変更して書き直すとき、「どうしても書きたい」という勢いがないと、書くの大変だなと実感しました。「改稿こそ、楽しい」という方もたくさんいらっしゃると思いますが、私は初稿よりもずっと難しいと感じています。
改稿ができないライターとか、もう詰んでるじゃないですか。なので、ここは絶対がんばらないといけない! と思って書こうとするも、あんまり書けなくて、新作の短編書いて浮気したりして、悶々としておりました。公募用に書いてるから、カクヨムで投稿できないのも、地味に辛いです。読んでくださる人がいるというのは、本当に元気の素ですね。でも、「ひとりでできるもん!(←コレわかるのは昭和世代?)」と意地になって書いてます。
悶々を打開するにあたり、いろいろとなけなしのテクニックを使ってみたんですが、私がやってよかったと思ったのは、妄想相手とのブレインストーミングです。(またかよ。)「本当に、コレ書きたいの?」から自問自答しました。
小説に限らず、どんな作品もそうだと思いますが、大元のネタがよくないと、そこからどれだけ時間と労力をかけてよくしようとしても、けっきょくダメなこと、多々あると思います。そこで意地になるよりは、捨てちゃって新しいものに挑戦するほうがいいと思いますが、断捨離してるつもりが、実は逃避だったりすることも。
今回は、「逃げたくないと思って意地になっていないか(←捨てちゃえ〜)」というところと「ネタがおもしろくないと疑心暗鬼になっていないか(←捨てずに続行〜)」というところのせめぎあいでした。で、こういうブレインストーミングやってるときって、最初から答えはわかってることが多いですよね。
やっぱり、このネタ書きたいと思って、キャラの書き出しからプロット作りまで、最初からやり直しました。そしたらスッキリーーーー! もう、ネタはあるから、カチャッとはまれば、ずっと書いてられますね。久しぶりに、書いてて楽しいと思いました。締め切りに間に合うかどうかはまた別問題ですけど。うふ。
以上、悶々とした日々の記録です。今日こそ、読者さまにはどうでもいい内容になった気がしますが、ゆるいエッセイだから、いっか! と出しちゃいます。ポチッ。
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