小説よりもエッセイの方が読んでもらえる件

 タイトルを読んで「文句言うな」と思われた読者さま、文句を言っているわけでは決してないのです。こんな駄文をいつも読んでくださって、本当にありがとうございます。本心です!


 エッセイも小説も両方読んで応援などしてくださっている神様のような読者さま、「白髭のおじいさんかも」と脳内警報を出しつつ、やっぱりそれぞれのお顔を想像しながら、いつも感謝しています。


 このエッセイ、おかげさまで本当に楽しく書いています。大抵は脳内で書いたやつをパソコンに打つだけなので、書く時間は本当に短いんですよ。同じ文字数だったら、小説には5倍くらい時間かけてると思います。これってエッセイも小説も書かれるライターさん、あるあるなんですかね。


 さらっと書いてある(ように私には思える)エッセイ、他の方が書いたものも、私は好んで読みます。さらっと書いてあるやつはさらっと読める。パジャマですっぴんのまま読める。


 逆に、作者の怨念、もとい、魂がぶっこんである作品は、読む側にも気合が要ります。ちょっとパジャマから着替えてから。ファンデだけでも塗ってから。作品によっては、フルメークに、靴もヒールあるやつ履いてからじゃないと……。となることもあります。あくまで、心の中の話です。


 カクヨムで「知り合った」大好きなライターさんに触発されて、太宰治の「斜陽」を読み始めました。もういい歳なのに初めてです。恥の多い生涯を……って、作品違うよ。言ってみたかっただけです。今、展開がドキドキで、早く続きが読みたいのに、太宰様の美しい文体をななめ読みなんてしようものなら、数多あまたいる太宰ファンから撲殺されそうなので、亀の歩みでゆっくり読んでいます。


 Kindleさんから「今75%だよ。あと四分の一だよ。がんばれ!」と言われているので、おそらく今夜あたり読み終えると思いますが、読後に、生きる希望とか根こそぎもってかれそうな予感がしています。


 話がなんだかわからなくなってきましたが、まあ「さらっとしたエッセイの方が読みやすいし、読んでもらいやすいよね。重い話を読むのは、読む方も気合が要るよね。」ていうお話でした。

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