親しい人に作品を見せる
今年の七月に初めて、小説を一つ完結させることができたのですが、家族や友達に読んでもらう、ということがどうしてもできずに、投稿サイトに出しました。
理由は、自分が読ませられる側だったら困るなぁと思ったからです。自分の大切な親しい人から「小説を書いたから読んで」と言われて、それが怒りを覚えるほど駄作だった場合、すげープレッシャーだなと思ったんですよ。「箸にも棒にもかからない」とか「文才が露ほどもない」とか言っちゃ、人としてアウトですよね。でも、嘘で褒めるのも嫌です。というか、駄作でさらに長文だった場合、もう読んでいる時間が「何の罰ゲーム?」と思うほど苦痛かなぁと思ったんです。
執筆していていたときは、「めっちゃ面白い、これ! 処女作が書籍化されたりしたらどうしよう。うふん。」なんて、目も当てられないような勘違いブス状態だったんですが、いざ完成させて誰かに見せようと思ったときに、「ものすごい駄作だったらどうしよう。」と不安になりました。不安になったあの時の自分を褒めてあげたいです。そこ、大事よ。
結局、お友達二人に作品を見せたんですが、以下の条件を付けました。
・さわりを読んで面白くなかったら、無理して読まないでください。
・胸が悪くなるほどの駄作だったとしても、友達を辞めないでください。
・感想は不要だけど、酷評は愛なので受け入れます。
すでにカクヨムに投稿していて、優しいメンバーの方々に応援などしていただいていたので、読んでもらえなくても全然よかったんです。それより、「読まされるストレス」や「感想を言わされるストレス」を感じてないかなぁと心配でした。
最近、そのお友達から「読んだよー。」というメールがきて、しかもとっても褒めてもらったので、ドーパミン過多で死亡するかと思うくらい嬉しかったです。身内の作品は十割増しで良く思えるのを差し引いても、ありがたいです。
駄作云々もありますが、好みの問題もあるので、親しい人に作品を見せるってなかなか難しいなと私は感じています。夫が日本語読める人だったら無理やり読ませてたんですけど。投稿サイトは読む方に選択権があるので便利だなと思います。
今日も読んでくださってありがとうございます。
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