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の翌日から、


娘は、うたい手といっしょに浜ですごすようになった。


昼間は、海にうかぶ丸い腹をながめながら


島人がもってくる魚をバナナの葉にくるんで蒸し、


夕方からは、うたい手のうたにあわせて


夜ふけすぎまでゆらゆらとまいおどった。


そのうち、娘は女の子をうんだ。




また別の晩に、三人が浜で頭をならべてねむっていると、


耳元でぽろんと弦をならす音がした。


うっすら眼をあけたうたい手にむかって、


ヤシの実でつくった楽器をかかげ、


太った女がにっと白い歯をむきだして笑った。


翌日から、浜辺で眠るのは四人になった。

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